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紫外線で色が変わる刺繍糸が存在。その効果を試してみました。

皆さんこんにちは。カワシマです。

名古屋では36度を超える暑さとなりました。
お肌の敵である紫外線の対策も本格化する季節ですね。

そんな中、今回ご紹介するのはその紫外線を使った面白い刺繍糸です。
タイトルでお分かりの通り紫外線で色が変わるんです!

刺繍で良く使われるのは光沢感のあるレーヨン糸ですが
紫外線で色が変わる糸はPPと呼ばれる素材の糸です。
PPとはポリプロピレンの略称で、日常の様々なものに加工されるプラスチック素材の一種なのですがこれが糸になったものです。

その名も

【UVマジック】!!!

今回はブルーとピンクに変わる糸の2つと、レーヨン糸1つの合計3種類の糸を組み合わせて刺繍してみました。
それでは早速縫ったものをご覧ください。

UV刺繍糸の変色前はどれも白色

こちらの写真は室内で撮影したものです。
紫外線もほとんど入ってこないので変色前の状態ということになります。
UV刺繍糸の変色前は基本的に白色なので、レーヨン糸も白色にしてみました。
刺繍糸の使い勝手は他の糸とさほど変わらず、見た目も柔らかい糸そのものという感じで違和感はゼロです。
しいて言えば、少しだけ糸が太いので細かい刺繍をする際は刺繍密度を下げて(粗くして)縫う必要があることくらいでしょうか。

さぁ、これがどのように変色するのか!?

APと犬がブルー、YPと猫がピンク

お分かりになりますでしょうか!
ちなみにこれは日陰で撮影したもので、変色具合も50%の状態です。
andとpointsはレーヨン糸なので変色せず白色をキープしています。
室内から日陰に出てから変化するまでの時間はわずか3秒!
あっという間に色が変わります。

そしていよいよ日向に向かって進んでいくと・・・!

別物・・・?

こんなにもはっきりと色が変化しました。
日陰から日向に向かって歩いている間にすでにこの状態になったので本当に一瞬で色が変わるんです!
もともとこういう糸の色で刺繍されているのかっていうぐらいくっきりと色が分かれました。
比較するとこんな感じです。

写真の左から右の色に変化するまでおよそ3秒

90年代に大流行したミニ四駆のシャイニングスコーピオンを彷彿とさせるシルエットに世の30代は興奮しまくりなのではないでしょうか。(私含む)

ここまで変化する刺繍糸、色が戻るのも早いんです。
日向から室内に戻っておよそ15秒くらいするともう色が薄くなっているのが分かるくらいまで戻ります。
こんなワクワクする刺繍がされたTシャツを着た日は40度超えの真夏でも平気で外出できちゃう「気が」しますよね!!

もちろん冬場でも紫外線は存在しているはずなので
夏場に限らず一年を通して楽しむことができる刺繍なんです。(冬場にTシャツで外出するかは個人の判断に委ねます)

とは言っても、永久的にこの変色効果が保証されているものではないことをこれからお伝えしていきます。

UV刺繍糸の注意点

糸メーカーの説明では
1日12時間紫外線に当て続けると4日目から弱くなる
とのこと。
1日12時間も紫外線に当たり続けることが果たして現実的かという話はさておき、永久的な変色効果が保証されているものではないことが分かります。

普通の刺繍やプリントでも洗濯や経年劣化で色落ちしたりすることを考えると、特殊な糸も例外ではなく当たり前なのかもしれません。

その他にも
・アイロンは低温かつ当て布を使用
・ドライクリーニングNG
などがあり、これも普通の刺繍やプリントと同じアテンションとなっています。

効果を少しでも長持ちさせるためにはこれらの注意事項を守っていくようにしましょう!

紫外線で色が変わる糸でTシャツを作ろう

カワシマではボディメーカーからTシャツ等をお安く仕入れることができ、そのまま刺繍を施して納品させていただきます。
有名なボディメーカーなので品質も安心◎
こちらのサイトからボディをお選びいただけます。↓↓↓

ボディを決めていただいたらHPからご連絡いただき、刺繍データの作成からスタートです!
是非ご検討くださいね。
※カワシマでは最低受注数を10枚~とさせていただいております。ご了承下さい。

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