見出し画像

Chat GPTに小説はキツイ?



前半パートは僕が適当に書いた文章

短針だけの時計
電子音のハトがキッチュに正午を告げる。

床の冷たさは頬に重力をあたえるが
 経年劣化した天井の黒ずみは僕をジリリと焦す。
下の階に越してきた隣人が挨拶回りに持ってきた
ブランドの無糖コーヒーがあったなと思い出す。
「返ってきたお中元をそのまま横流ししていのか?」
「ムーディー勝山でもこれは受け…」

暫く続いたぶつくさも終わり
おそらく隣人の住んでいるであろう部屋の方角へ軽く会釈し、それはそれで良いかと有難く飲み干す。
 無い長針は恐らく6を指している。
悪戯に消えゆく時間に
ふぅと重く吐き出した匂いが
三畳一間を惨めにしていく。
「いい加減この生活から脱出したらどうだい?」と
学生時代に中古で買った
窓用エアコンがカラカラと訴えている。
 先日なんの気無しに観ていたクイズ番組で誰もが答えられなかった、「画虎類句」という四字熟語が語感の良さもあり、この頃はどうも引っ掛かって頭から離れないでいた。
 十年前、大学生協を利用しスペイン旅行でマドリードにあるプラド美術館を観に行った
 壁一面に著名な作者、作品で色めいていた。その中でも実物大のゴヤの「サン・イシードロの巡礼」から伝わる、本来起きた事象に反比例し
圧倒的なまでに黒で描く陰鬱な世界観に魅力された。
 凄まじい程に感化され、いち早く画家になってやると息巻き、二年在学した後に苦労して進学した多摩の美大を豆腐を崩すよりも簡単に自主退学した。
 昨今の風の噂には風速でもあるのかと疑いたくなる。
 どこぞの誰だか分からない不親切な人伝いにより一ヶ月程で母の耳に入ったのであろう
 電話での内容はと言えば、元々経済的に豊かな家柄ではなかった事に輪をかけ、絵の才覚が皆無な僕の進学に反対していた過去もあってか当機立断としていた。
 学生時代の頃からの変わり様と言えば仕送りが学生時代の3分の1に減り
 気が向いた時に路上で絵を売り、夜は居酒屋でバイトをする東京の有象無象の働き蟻と化していた。
「また、あの駅前で絵を売るか…」
 妙に整った無精髭に首元の伸びた灰色のVネックの黒シャツ、一見するとレディースにも見えるスキニーを履き、片側のキャスターが取れたスーツケースに未だに売れていない油絵と今朝ようやく描き終えた一枚を入れて部屋を後にする。

↓ここからchat gpt↓

吹きすさぶ風が冷たく肌を打ち、街は陰鬱な空気に包まれていた。駅前に立つ僕の姿はただの路上の凡庸な風景となり、誰もが無視する存在だった。

「絵を買ってください!」と声を張り上げるが、通りすがりの人々は僕の存在さえ見過ごし、無関心なまま去っていく。画虎類句を忘れられない頭が、ますます辛くなる。

絵は売れず、経済的にも限界に達していた。次第に仕送りも途絶え、生活はますます困窮していく。日々の労働は虚しいものとなり、自己嫌悪に苛まれる。

ある晩、居酒屋でのバイトが終わり、僕は暗い路地を歩いていた。気力も体力も限界に達し、どうしようもない絶望感に包まれていた。

突然、背後から不審な足音が聞こえてきた。振り返ると、不良たちが笑みを浮かべて迫ってくる。彼らは僕の絶望を見抜いていたのだろうか。

一瞬の出来事で、僕は襲われ、財布やスーツケースを奪われてしまった。絵は意味もなく地面にばらまかれ、風に吹き飛ばされていく。

孤独な夜の闇に取り残され、泣き崩れる僕の姿が、この街のどこかに溶け込んでいった。

以降、僕は路上生活者として生きることを余儀なくされる。何度も住む場所を失い、飢えと寒さに苦しむ日々が続いた。

身も心も蝕まれ、絶望の底へと堕ちていく。絵を描くことも忘れ、ただ生きることだけが苦痛となった。

やがて、街の片隅で僕の姿は忘れ去られ、孤独な死を迎えることとなる。誰にも気づかれず、朽ち果てる運命にあった。

長針は永遠に6を指し続け、僕の物語はただの過ぎ去りゆく時間となった。



バッドエンドにさせられた。

この記事が参加している募集

文学フリマ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?