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バイクさんのジャージお直し工程【塚本ミシン】

最近、ミシンに勤しんでいます。
きっかけはこちら。

この後、ラバーガール飛永さんに「続けた方がいい」「YouTubeでもやってみる?」と声をかけてもらい、今に至ります。また今度、これまで作ったものなど紹介させてもらいますね。




そんなわけで今回は、先輩であり、よき兄さんであり、この人のことを嫌いという人間がいたら僕はその時点で仲良くなれません、と言い切れるほど信頼を寄せているBKBことバイク川崎バイクさんのジャージをリメイクしました!

預かったのはアディダスの白い3本ラインパンツ。

こちらの白ラインを消して黒ラインに変更、そしてバイクさんが衣装として愛用しているジャージパンツの色合いも乗っけて欲しい、とのことでした。リメイク用に黒ラインのパンツと衣装ジャージのセットアップの上(脇下に入っていたカラーブロックを移植する用)もお預かり。


元々はさらば青春の光・森田さんのジャージお直しの様子をみて持ち込んで下さったバイクさん。

預かった白いラインパンツには新品の値札が付いていました…動画のノリで出てくれた上に、そのためにわざわざ買ってきてくれたという…ヤサ(優)とはこのことです。どうにかうまく仕上げたいという気持ちでスタート。


元々は「白ラインを黒ラインで消したい」という発注だったんですが、パンツ丈の違いで黒が短く、中途半端に白ラインが残ってしまうことがわかりました。「白のちょい残し」よりも「ちょっとデザインっぽく白と黒が切り替わるようにした方がいいのでは」とバイクさんに相談させてもらい、黒を被せる位置を決めました。


こちら、黒いラインはサイド1センチほど残して切り出し、縫い代を織り込んで白ラインの上に乗せ、なるべくビッタリと合うよう縫い付けていきました。少しでもズレると下の白ラインが顔を覗かせてしまうため、慎重に進めていきました。

足先に向かって縫えるエリアが狭くなっていったため、とても縫いにくかった印象です…。
こういうことに縫い始める前から気付けるくらい、レベルアップしたいものです。途中で何度も「ジャージ自体の内股部分を切って開いて作業すればよかったのか?でもそんな勇気なかったよな…うーん…」などと後悔しつつ、なんとかラインの移植に成功、次はカラーブロックを移植していきます。

こちら、元のジャージに縫い込まれていたものをほどいて取り出してみると、思っていた以上に生地が薄く、ヤワヤワでした。スケスケです。洗濯ネット3枚分、くらいのヤワさ。生地の素材が柔らかいものですと、自分の使っている家庭用ミシンでは扱いが難しく、通常のスピードで縫うとすぐ生地を噛んでしまいます。なので慎重に形づくりをしていきました。

どのあたりに移植するかバイクさんと相談しつつ、いざ縫い付けます。土台のジャージはもちろん、カラーブロックも相変わらずヤワヤワの伸び伸び素材なため、ズレないように注意しながら縫っていきます。

こうしてミシンをやっていると、ミシンに辿り着くまでにさまざまな工程があって(生地をどう組み合わせるか決めて、採寸して、生地を切って、糸ほどいて、形整えて、などなど…)、いざ「ミシンを縫える!」となる時はテンションが上がっているものです。この時も、「よし、ようやく縫い合わせだ!」と思っておりました。そこへ、「あ、これは取り扱い注意すぎるぞ…」という素材の縫い合わせがくると、けっこう参ってしまいます。なのでこの時は、集中力が続くまで少しずつ作業を進めて、途中で違う作業を挟んでいました。

それがこちら。

わかりにくかもしれませんが、バイクさんからもう1着預かっていた真っ黒なブルゾンです。
そちらにワンポイント、指を指している辺りに「B」のワッペンをつけてほしい、というもの。

こちらはワッペンをいろいろ探したものの、見つかった「B」はどれもすでにバイクさんが持っておりまして(バイクさんは「B」が付く服をたくさん持ってらっしゃいます)、なのでせっかくなら自分で刺繍してみようかなと思いました!

土台になる生地を決め、別の茶色の布で「B」の文字を切り出し、その周囲を細かく縫い込んでいくという作業です。刺繍というか、アップリケですかね。一番細かいジグザグ縫いをひたすら重ねて縫い付けていきます。自分でもやったことがなかったので楽しい作業となりました。

興が乗って「B K B」を作りましたが、さすがにそれを着る勇気はないということでなしになりました(笑)

そんなわけで、別ブルゾンを仕上げつつ、ジャージパンツをいよいよ仕上げへ。

バイクさんから「アディダスのマークを隠したい」と言われていたので、黒布で隠しつつ、その上から「塚本ミシン」のタグを付けさせてもらいました。「つけてくれや」と言ってもらえた時は嬉しかったです。

そしてもう一つ、カラーブロックのみ使わせてもらった上着ですが、それ以外を処分してしまうのはもったいなかったので、自分の持っていたジャージの端材を使ってリメイクさせてもらいました!

着ているものになります。こちらはバイクさんにお渡ししてみて、着ないようでしたら自分で着ようかなと思って作りました。好みもあるし、、と思ったものの、バイクさんに渡したら喜んで着てもらえたのでよかったです!

上下共に似合っております!

パンツの方は特に、舞台衣装として着てくれるとのことでしたので、見かけた時は「あ、!」なんて思ってくださいね。

というわけで、バイクさんには上記3着のリメイクをお渡ししました!引き続き塚本ミシンを見守っていただけたら幸いです。


お渡し動画


お直し動画


#ミシン  #塚本ミシン

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