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「手を動かして学ぶ『デザインの教室』で筆者と一緒にトレーニング」に参加しました

新年あけましておめでとうございます!つかもと.comです。

新年1回目のセミナーはこちらに参加しました👇

著者である佐藤好彦さんと本書の内容をベースに、手を動かしながら学べるめちゃ豪華なセミナーでした!

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なんで参加したの?

座学系のセミナーが多い中、実際に手を動かしながら学べる点がかなり魅力的だったので参加しました!自分の制作物の講評を受けたり、他の参加者さんの制作物や制作過程、意図を学べるのがハンズオンセミナーの良いところですよね〜

セミナーはこの3つのトレーニングを実践を通して、手を動かしながら学ぶというもの。それぞれのトレーニングでやったことや学びを紹介していこうと思います。

・色選びのトレーニング
・観るトレーニング
・レイアウトのトレーニング

写真がNGだったので、文章のみになっちゃうのは残念ではありますが、少しでも参考になれば嬉しいです。

色選びのトレーニング

最初に「色の感覚の違い」を知るために、「自分が赤、黄色、緑 etc... だと思う色」を選ぶことから始めました。色によって個人差が出づらいもの、かなりバラツキがでるものがあったのが印象的で、見ててめちゃめちゃ面白かったです!人によって感じ方の差異が大きい色を使う場合は、認識の違いが出やすいので認識合わせが必要なのは新たな学びでした…!

次に色彩計画のワーク。ひとつ課題色があって、その色に合うと思う色を自分で選んでいくというもの。色選びの基準が全然わからず、最初はかなり苦戦しましたが、色選びの上手な方にポイントを教えてもらってからは意外とサクサク選べました。人にアドバイスを乞うのは大事ですね…

ワーク内容はこういう感じ👇

■ 学びポイント
・認識の相違が起こりやすい色を使うときは、双方の認識合わせが必要。
・数値だけの調整では同じトーンにはならない。最後は目で見て調整する。
・目を閉じて再度見てみると印象の強い・弱い箇所が見つかりやすくなる。

色選びのトレーニング、週に1回、15分くらいで社内のデザイナー陣でやりたいなあ。

観るトレーニング

みんなで同じポスターを観て、気づいたポイントを発表していくというもの。課題のポスターがかなり作り込まれていて勉強になりました。ひとりでやるのではなくて、みんなでやると観る視点が盗めるのでいいですよね。

■ 学びポイント
・ダラダラ観ずに時間にを決めて観る。
・情報のヒエラルキーなどを意識して観る。
・作品の工夫点を観察し、言葉にする。

※ 教えてもらった東京美術館のポスターギャラリー。時間に制約をつけて観るならグラフィックの方がサクッとできるなあと思いました。Webは無限に見ちゃう。。

FireShot Capture 548 - ポスターギャラリー|東京都美術館 - https___www.tobikan.jp_archives_poster.html

レイアウトのトレーニング

お題のテキストが与えられて、無彩色、文字情報のみでグラフィックを作る課題をみんなでやりました。

全員の作品を回覧・講評する時間があったのですが、「この人は普段からグラフィックやってそうだな」「この人はお仕事でバナーを作ることが多いのかな?」と作品を見ながらお仕事を想像するのも面白い。

また、タイトル部分に「動く」というキーワードがあったのですが、動きのつけかたの個性が出ていてすごく面白かったです。かく言うわたしは、基本は抑えてるけどつまらない感じになっていました…壁を壊すぞ…

普段の練習のなかで題材選びに迷ったりするときは、書籍やポスターからタイトル周りを拝借してリデザインするといいとのこと。練習材料はどこにでも転がってますね。

■ 学びポイント
・バリエーションを考えるときは強調するポイントを変えてみる。
・試行錯誤をしていると突破口が見えてくる。手を止めない。
色の制約を設けると練習しやすい。

セミナーを通しての学び

■ やってみること・積み重ねの大切さ
課題は、作業時間が10分〜20分程度のものが多く、無理なく日常のトレーニングとして取り入れやすい設計になっていたのが印象的でした。

当たり前ですが、一度参加したくらいではデザインが上手くなることはありません。また、話を聞くだけでもダメ。大切なのは「実際に試してみること」、「継続し、積み重ねていくこと」。今回の課題はどれもこれからも続けていけそうな内容ばかりだったので、それを学べただけでも大収穫…

■ トレーニングで積み上がるもの・積み上がらないもの
日々のトレーニングでレベルが上がるものとそうでないものがあるらしく。

積み上がるもの      → 制作物のクオリティ
積み上がらないもの → アイディアの発想力

言い尽くされた話ですが、インプットとアウトプットのバランスが大事ということですね。どっちかに偏ってもよくない。

■ まずは最低水準の底上げする
デザイナーとしてレベルアップしていくには、制作物のクオリティの最低水準を上げていくことが第一。

「どんなに時間がなくてもここまではできる」の基準ができてくると自信が付いてくるので、次に壊してみる。もっと良くしたい、もっと良くならないか?の検証を繰り返していくとレベルアップしていくよ、と教えていただきました。自分自身、まだまだ「時間がなくてもここまではできる」の基準が曖昧なので、もっと時間にシビアに制作に取り組んでいきたいと思いました。

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最後に

3時間のセミナーは本当にあっという間に終わってしまい、もう24時間くらいやりたい!と思いました(笑)座学系のセミナーもいいけど、もっとハンズオンのセミナー増えて欲しいなあ。色々な人の制作スタイルを見たり、レビューし合ったりしたい…!

この講座はまた開催されるかもしれないので、気になった方はこまめにチェックしておくといいかもしれないです。主催の先生はスクール時代の先生なのですが、おしゃべりで面白いですよ(笑)

最後まで読んでくださってありがとうございました!
ではでは〜ノシ

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