行動より表明が先に来てしまうSNSの逆転現象。

やっぱりこういう不測の事態のときって何かしたい!自分も誰かの役に立ちたい、立たねばと思うんですよね。僕もそうです。福岡の南のほう、熊本に近いところに住んでいるのにもかかわらず何もできない自分が不甲斐なくて、

「いま動かないでいつ動くんだよ!」

と自分をせめては、できることが見つからずおとなしくしているという状況です。

まぁ、それはそれでいいとして、SNSを見ていると、この役に立ちたい、役に立ちたいという気持ちがいつのまにか、それを自分がやったと伝えたいに代わってしまい、その結果、自分がやったと伝えたいから行動を起こしたんだろうなぁと思えるつぶやきがあふれ出しています。

この行動がダサいかどうかはどうでもいいとして、その行動がだれかを傷つける、その行動のせいで誰かに悪い影響を与えるという状況はやっぱり気持ち悪い。

行動を起こすならやっぱり安易に考えてはだめなんですよ。特にこんな状況ならなおさら。もっと論理的に考えて、本当に意味のある行動をする。それを表明するかしないかは別の話。本当に意味のある行動ならば表明してもしなくても評価はされますよ。


さっき、トラック一杯の物資を持ってきた方がいました。必要なものが必要な人のもとに届くように、しっかりと考えられて仕分けされていました。

こういうの、誰も語らなくてもまじかっこいいですから。これをわざわざ被災地まで自分で持っていって悦に浸らなくても、福岡県、福岡の各市町村で集めて適切な形で持っていくって言ってるんだから、そこに持って来る方がどう考えても合理的なんですよね。

本当に価値のあることをしたいなら、やっぱり表明が先に来るべきではないんですよね。

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