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『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』読了。

『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』斎藤幸平 読了。 足利にくまざわ書店が2店舗もあったことにものすごく驚いた。でも、くまざわ書店はどこに行っても目立たないようにある。くまざわ書店ならあるだろうとおもっていたらあったので買った。    コロナ禍であちこち取材に行くってのは最初の頃は大変だっただろうなと思う。あつ森(まったく知らないけど)とか脱プラ生活など、経験の中から批判(?)している部分もある。    アシタノカレッジ https://www.yout

    • 『オーデュボンの祈り』

      『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎 読了 彼のデビュー作らしい。後書きで知った。 牡鹿半島の南にある荻島というところを舞台にしている。というか、荻島なんてない。なかったよな?とおもいつつGoogleマップで確認していたら江島の南に恋島なんて名前の島があるじゃないの?恋島(こいのしま)は元々、小江島って名前だったらしい。石巻市でなく女川町。 金華山に3回お参りすればお金に困らない とかいわずに恋島をなんか使えばいいのにとかおもってしまったよ。ちなみに、金華山には一度も行った

      • 『22世紀の民主主義』成田悠輔

        『22世紀の民主主義』成田悠輔 読了。 うん、面白い。後書きで本人が「とはいえ、この本はちょっとただのビジョンすぎる気もする。だが、そんな21世紀の人類っぽいことは言わないでほしい。」とある。ひろゆき氏と並べて売られてしまう傾向がある成田氏だけど、彼はいたってまともな研究者である。 ここ最近、どうして「民主主義」という言葉が取り上げられるのか?というか、民主主義ってなんだ?(これだ!などと言わない。何年前だよそれw) 成田は本書で「無意識民主主義」を提唱している。 直接は

        • 全然読めてない。

          全然読めてない。10日だか2週間くらいでこの3冊。 読みかけのが数冊。    応仁の乱はちょっと苦手だった。50万部くらい売れてるんでしょ?ygozaさん、すごいね。頼朝と義時のほうがどうしてか簡単に読めたな。 応仁元年から1477年までの11年間続いた応仁の乱。でもその後も1573年まで室町幕府は続いてる。今現在、これだけ語り継がれてる応仁の乱で幕府が終わらなかった。その後、戦国時代に移行していくわけだが、、、よくわからんのよね。まぁ、読了しました。       歴史探偵 

        『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』読了。

          『こころのたからもの』

          「陸前高田昔がたりの会 語りの場の記録」 本を10数冊何かの箱に入れて車に置いておいたんだけど、一度降ろしてからどこにいったっけ?と思いつつも探さずにいたw 探してたのは違う本だったけど、一番最初にこれ読んだ。    <高田松原津波復興祈念公園・気仙中学校> https://www.facebook.com/tsukasa.ne.jp/posts/5256914001056160?notif_id=1661076925202163&notif_t=feedback_react

          『こころのたからもの』

          竹内薫『自分はバカかもしれないと思ったときに読む本』

          読了。 しばらく前からおれはやっぱりバカなんだろうなと考えてる。バカというか少なくとも頭よくないなと。 工業高校卒業だしそれも、卒業式後に補講を受けてぎりぎり卒業。中学は卒業する頃には中間よりも下だった。頭よくないよなw テレビは見ない。YouTubeも論壇系の番組くらいなもの。あとはゲンロンのシラスチャンネル。それ以外は本ばっかり読んでる。だけど、しばらく前に気づいたんだよな。これだけ本を読んでいるのに全然頭に残ってない。あの本が!って思っていても要約して記憶として残って

          竹内薫『自分はバカかもしれないと思ったときに読む本』

          双葉町

          ラジオで聞いたんだが、 「なんで今解除するんだろうね。解除したって病院もないし、買い物も遠くまで行かなきゃならない。役場ができたって生活がここにはない。」と、地元の人が言っていた。    たまたま北方領土に関する記述を読んでいた。同じだなぁと。 今の北方領土4島に住んでいた人たちは現在では3,000人程度。もし、今返されてもどうしろっていうんだろ?双葉町やその他だって同じ事。双葉町の面積のうちの15%。5,500人程度の人口のうちにどれくらいの人が戻るというのか?戻った人の生

          <牡鹿半島・女川原発>

          大川小に行く前の昼過ぎから、おいちゃんと昼飯食べてブラブラとあちこち。いや、あの蕎麦屋さんほんと美味しかった。 もう8年くらい?の付き合いになる。オッサン二人でドライブなんて考えてみればちょっとキモいなww お互い積もる話もあったし、おいちゃんは翌朝(?)1時起きだし、おれは酒飲まなくなっちゃったからちょうどいい。石巻の開店前のラーメン屋さんに顔を出してからとりあえず鮎川の方まで。でも、いい時間だったな。ほんと楽しかった。 コバルトラインとかさんざん聞いていたけど、通る

          <牡鹿半島・女川原発>

          <大川小学校・大川震災伝承館>

          女川から国道398号線を北上して北上川にかかる新北上大橋が流されていたため、そこでUターンさせられて鉄板が敷かれた河川敷の中の仮設道路を通って石巻に戻った。まだ北上川や伏流の追波川には海から流れてきた船が転覆していたり堤防に乗り上げていたり。そこから海までどれくらいの距離があるのかその時にはわからなかったし、どうして?という想いばかりで声が出なかったし目に入ってくる光景がほんとうに現実のものとも思えなかった。Uターンさせられたいわゆる三角の所のすぐその先に<大川小学校>がある

          <大川小学校・大川震災伝承館>

          <南三陸町震災復興祈念公園>

          防災庁舎といえばわかるだろうか? 保存と撤去で議論がかなりあって震災後20年間は県有施設として残ることが決まって整備をしたというところ。ここにも震災後2年で陸前高田に向かう途中で寄った。盛り土も嵩上げもしていなくて広っぱに鉄骨の建物がむき出しのまま置かれている風景だった。まだLGSやカーテンなんかがからまって残っていた。 防災庁舎で最後まで呼びかけていてその後、波にのまれた女性がいる。和合亮一さんがそのことを詩で詠んでいる。その詩を防災庁舎の前で朗読してオーケストラが東京

          <南三陸町震災復興祈念公園>

          <リアスアーク美術館>

          気仙沼市にあるリアスアーク美術館。行くのは3回目である。でも中に入るのは初めて。前回行った時閉館日で「なんでもググるのに調べてなかったって、、馬鹿なの?」と言われたのを思い出した。 http://rias-ark.sakura.ne.jp/2/sinsai/# 常設展。HPを見てもらえば様子がわかりやすい。すべてのテキストを読んだわけではないが、ひとつひとつ書き手の想いが詰まっているし、被害を受けた方達の気持ちを代弁しているような文章だった。 石巻、高田松原の決まり切っ

          <リアスアーク美術館>

          『高田松原津波復興祈念公園・気仙中学校』

          高田に初めて行ったのは震災後2年くらい経ってからだろうか?津波の到達点が平地の市街地を奥まで襲った。6キロ?以上と聞いたこともある。もっとか?感覚的に足利の河南の50号から南区域全域が水没したような、それくらい広大な面積が被害に遭った。とうぜんその頃はまだ盛り土もなにも始まっていなかった。松林の松はすべてなくなって1本だけ奇跡的に残っていた。のちの奇跡の1本松。その時はもう根元も腐り始めて保存に向けた動きが活発になっていた。近くで見たのはその時だけ。数年後、同じ高さ・形にカー

          『高田松原津波復興祈念公園・気仙中学校』

          <石巻南浜津波復興祈念公園>

          ちょっと想いが詰まりすぎているので場所ごとに分けて書こうかと。これは自分のための記憶の記録。 それに、場所ごとに分けて書かないと本当に誰にも読まれないまま書き残しておくだけになりそうでwwまぁ、それでいいんだけど。 評判がよくないのは知っていたけど、実際にその通りで、なんのために作ったの?と思わずにはいられなかった。 福島の双葉町、宮城の石巻、岩手の高田。 県ごとに象徴する施設になるはずだったのに。。。 建築的に意味がまったくわからない。構造体でないはずの柱が多すぎ

          <石巻南浜津波復興祈念公園>

          雑記

          今週は意識的に多めに読んだ。 西村賢太さんの本は1冊も読んだことがなかった。芥川賞の受賞会見で「いやぁ、ヒマで風俗行こうと思ったところに電話がかかってきてww」がいまだに印象深い。きっといい人に違いないと思ってはいたけど。この本は日記形式のエッセイというか、ほぼ日記。同じ年だったんだな。残念だ。 渡邉英徳さんのツイッターでずいぶん前からこの写真を見ていた。出版されたのは2年前。スマホで見てはいたけど、まとまったのを見るとね。また全然違う印象。 パールハーバーでの戦艦が炎

          南相馬

          年越しは南相馬に行ってきた。 大好きな博物館も図書館も休みだとわかっていながら。 ポイント使ってほとんどただ同然で宿が取れたってのも大きい。つか、それがあったからかw 須藤さんのライトアップと初日の出が目的だった。 須藤さんの「光」はほんと感動した。高見公園以外で見るのは初めてだったから、いつも写真で見るほどじゃないんじゃない?と半信半疑で行ったのだけど、いや、想像していた以上に美しかった。iPhoneで撮ってもこのレベル。ものすごいカメラを抱えた方が数名いたのでその

          『東京の生活史』読了

          『東京の生活史』読了