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Retopoflow記事改訂も一区切り、BlenderとPencil+ 4の雑感

(約 2,600文字の記事です。)

Blender用リトポアドオン「Retopoflow」の最新版のバグや問題点について、開発者のジョナサン氏からの回答が出そろったのでブログにまとめました。これでRetopoflowに関するほとんどのことが明らかとなり、リトポツールとしてはかなり使いやすいものになった印象。

昨日の段階で3.2.9の最新版への対応を終えたのだが、まだいくつかの質問をジョナサン氏から回答をもらっていなかった。さすがに1週間以上経ったのでこちらから「いつ頃返答を頂けますか?」と追加で質問してみた。

1日経って次々と回答が返ってきた。
うん、こりゃ完全に忘れられていたね(笑)

なので回答内容の検証と、マガジンへの追記を先ほど終えた。

これで本当にようやくRetopoflowのマガジンを正式にVer.3.2.9に対応完了させることができた。

またこのマガジンではほぼ9割のオプション解説もしている。なので公式チュートリアルや動画を見なくても当マガジンを全部終えれば普通にRetopoflowを使い出せることだろう。恐らく2時間もあれば普通に使い出せるはずだ。

記事数は33本あるが、10本程度は今では単なる読み物、旧版での苦労話になっている。Ver.3.2.9では簡単操作でクリアできるようになった部分の解説は、単なる読み物であって読み飛ばして支障がない。

Retopoflowは今後Blender3系のみをサポート

Retopoflow 3.2.5以降からはBlender3系のみサポートするようになった。なので今後はBlender3系が主流となる。2.8 , 2.9の過渡期が終わり、大きく潮目が変わったと感じる。また最新のRetopoflowは以前よりも動作が軽くなった印象だ。これは私もいよいよBlender 3系にシフトしなければ、と感じた。

話は変わって。

Pencil+4 for Blenderの動き

今春にはPencilプラグインのLine版だけではなくて、どうやら色塗りレンダリングも含めた完全な無印Pencil+4 for Blenderが登場するらしい。青枠のほう。

PSOFTのBlender対応のニュースが流れてすぐに、専門家がTwitterでBlenderでのアニメーション・モーション作成の面倒くささや代替の際の注意点や問題点などを投稿していた。それを目にしてすぐに感じたことは、今春からすぐにはBlenderが一斉に業界に浸透するわけではないと感じた。

乗り越えるべき課題はたくさんあると感じた。特にアニメモーションの作成に関してはこれが一番の大きな作業になるわけで、そこについて枯れた3ds Maxやmayaとの違い、これを乗り越えなくては現場で使える用にはならないだろうな、と感じた。

モーション作成にまだまだ難あり?

特にモーション付けのためのツールの使いにくさがよく指摘されていた。ただ、これは今後のアドオンの開発次第ではないか?とも思った。例えばPSOFTが「既存のアニメータにとって使いやすいアドオン」を開発して販売すれば、お金の流れがPSOFTに向く。そしてそれら+Blenderでアニメ製作環境が整うのならば、Blender+PSOFT社製品を採用する企業が出てくるのは必然。

そうなってくれば、現在のBlenderでのアニメ作業のしにくさ、という問題は、ある日突然ひっくり返る。解決される。パラダイムシフト。転換点となる。それが別にPSOFT社製品である必要はなく、別の企業あるいは個人が開発したものでも有り得る話だ。オープンソースの強みは、そういう「どこの誰かが」ということと「いつでも誰でも」という点にある。

もちろん動作の結果の責任や動作の堅牢性についても全く同じことが言えるので、諸刃の剣ではあるのだが。



私が欲しいのはセルルックな1枚絵。それを3DCGで作ること

だが私が欲しいのはアニメーションというよりもセルルック調の1枚絵だったりする。これについては上記の問題はない。絵にモーションは不要だ。ポージングとレンダリングができれば問題ない。その点で言えば、今から3ds MaxとPencil+ 4である必要がない。春まで待てばいい。

そんなわけで私にとって必要なDCCツールは、一周回ってmayaでも3ds Maxでもなくて、Blenderに戻ってきたわけ。だからこそまずはRetopoflow関連の知識を最新にメンテした。

次はZbrushプラグインのメンテだ。その次にZbrush+Blenderの連携についての知識のアップデートだ。こんな流れで私にとってはZbrushとBlenderが主力という、4年前の環境に戻ってきた感がある。

ねんど細工のような直感的な造型ができるZbrushと、リトポという3DCG特有の制限事項をローポリで突破しようとする手法、そこから先のUV展開だったりテクスチャリングだったりセットアップやモーション付けだったり、それらの中核にBlenderがいることになる、と直感した。

それについてさらにはサブスタンス3DペインターやPhotoshop、After Effectsというアドビ製品の必然さ。なのでAdobe CCを1年分サブスク購入した。

今年はBlenderとPSOFTとAdobe製品が私にとってホットな話題となる。なのでそれらについての言及が増えそうだ。もちろんZbrushのプラグイン開発やWordPressによるWebサイトのアクセシビリティ向上も図っていかないといけない。

今年はとても忙しい1年になりそうだ。

といっても1月もあと10日ばかり。月日の流れは速い。でも今日は少し休憩したい。


今回の創作活動は約1時間30分(累積 約3,142時間)
(850回目のnote更新)

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