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Zbrushなのにブラシを使わないほうが早く仕上がるという皮肉 (Zbrush練習 53)

書いていくうちに深い内容になってしまったので、詳細は はてなブログ に書きました。ほとんどの人が興味ないと思うので、結論だけさらっとnoteに書いておきます。

Zbrushというソフト、とにかく何もかもが独特で、かなりの初心者キラーなソフト。だが、その分表現力も豊かだ。Zbrushならではの作品群は画像検索してみれば一発で分かる。

https://www.google.co.jp/search?tbm=isch&q=Zbrush

主にクリーチャー系が多い。ああいう有機的ででこぼこした表現は、以前はCGでは苦手とされていた分野だが、Zbrushがあっというまにかっさらってしまった。今やハリウッドでは標準的なモデリングソフト。

だが、触れば分かるのだが、とにかく面が荒れまくる。造形しているんだから、整形しているんだか分からなくなる。無限地獄。いつまでこねても全然理想の形に近づかない。なぜだ?

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ブラシも設定次第で直径や高さ(深さ)が変わる。ストロークの連続性の設定も影響する(図はかなり粗めの連続性設定になっていたのに気付かず。それだけでも面が荒れる原因なのだが、気付かなかったんだからしょうがない。)

これ、理論的には、ALTキーを押しながらブラシすれば、ブラシの立体形状が反転するので、真っ平らに戻すことができそうな気もするが、実際には無理。どんなに頑張っても波打つ。最終手段でSHIFT+ストロークで「ならす」ことはできるが、真っ平らにはならない。

つまり、真っ平らにするためには、ブラシ以外のポリゴン操作手段が必要。

Zbrushのブラシのほとんどは「仕上げ専用」

気付いて驚いたぜ!
Zbrushはデジタル彫刻ツールなのだが、硬さや柔らかさは当然ながら感じ取ることができない。これが問題である。なぜかというと、例えば、木で彫刻するならば、最初に紙やすりで作業を始める人はいないだろう?ノミと金槌で大枠を削り始めるだろう?

ところが、Zbrushだとブラシでも盛れるので、ブラシで作業を始めがちだ。どう考えても非効率。ブラシ作業の量に対して盛り上がる量が少なすぎる。なぜならば、Zbrushのブラシは、ほとんどが仕上げ専用ブラシだからだ。Zbrushなのに、ブラシするとかえって手間が増える要因はこれだったのよ。

だから、仕上げ以外でブラシを使うといいことがない。
なんということだっ!

作業のほとんどは、実はマスクと、ギズモかデフォーマー、またはZmodelerで作るべし

なので、9割方は、実は、マスクとギズモとZmodelerによるループエッジ操作で行う「べき」だと気付いた。

領域操作ならマスクと、マスクの縁をぼかす操作と、ギズモ、形によってはデフォーマーでのパラメーター操作で十分ということになる。それでも難しい形は、Zmodelerでピンポイントに動かすことになる。

Zmodelerでのピンポイント作業よりも「効率が良い場合についてのみ」ブラシで少々の頂点移動は可能だが、この場合でも、やはり面の荒れが発生する。工数がいきなり増えるので手間がかかる割に、仕上がりがぱっとしないことになる。

ブラシの特性を知った上でブラシしているか?

だから、ブラシ作業には、とにもかくにも、きちんとそのブラシの特性を体得していないことには、永遠に上達しないのだ。Zbrushの経験値やモデリング数はまったく関係ない。ブラシの特性を知った上で、ブラシの特性をポリゴン上に適用させるトレーニングを過去にしてきたかどうかだけ。

つまり、考えなしにZbrushを使ってモデリングしてきたってだけでは、いつまで経っても上達しないことになる。これは何という落とし穴か。

モデリングの画像がないと日記としてつまらないね

やっぱり地味でも形にしたものが画像としてないと、つまらんな(笑)

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過去の没キャプチャ画像。


(179回目のnote更新)

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読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊