【解説】後略

前略 の周りの話です。
直前の投稿の「懐古」は、前略の中で書きはしたものの推敲の結果没にした部分でした。

実話か?

かなり曖昧に部分的に実話を題材に取っています。もしリアリティを感じて頂ける部分があったとしたら、恐らくそこがそれです。
しかし自分の兄弟は愉快な弟だけだし、父親は居ないし、母親は嫌味を言う性格ではありません。

想定している読者は?

成人済みの子供がいない大人です。理由は燃やされそうだから

目指しているのは?

社会問題ありきである自分の小説を読んで人がどう思うのか知りたい。読者の価値観(というか、何か意見を言いたくなる感じ)を引き出したい。その延長で、(この話だと無理があるけど)国語の問題に取り上げられたい。設問者がどう解釈するのか知りたい。

何故これを読ませた?

あまり長く待たせずに力を入れた完成品を提出したいと考えた結果、書きかけのまま仕舞っていたこの小説を完成させるのが最も良いのではと思い到ったから。大枠は出来上がっていたところへ、書きかかっていた部分を完成させて挿入し、展開やセリフ、言葉選びなどの超細かい修正を加えて完成としました。

自分の感想

前略を最初に書いたのはもう2,3年前なので、初めて読むような心持で読み直したが、最後まで読めれば面白いと感じた。
つまり、最後まで読み進めたいと思わせる力がこの文章には無いということ。具体的には、最後の展開の伏線となる描写が分かりにくすぎて印象に残りづらかったり、感じ取らせたい事柄に関するヒントがほとんど描かれていなかったりしたのではないかと思う。そうなると、最後の展開にすべてを押し付ける形になる為、書いている時はそんなつもりはないのに、読者には最後に色々思いついて書き足したのか?と思われる可能性もあるだろう。

自分の小説全体のこと

そしてこの「書かなさすぎ」というのは、自分の書く小説のあるあるという自覚がある。微妙な言葉選びから感じ取らせようとしすぎており、相当細やかに読まないと伝わらない文章を書きがち。その癖余白を使うのが嫌いなので、間を持たせて「ここ深い意味ありますよ」という匂わせをする訳でもなく、本当に何も伝わっていかない。
自分で読む≒推敲であるために自分では毎度かなり細かく読んでしまうせいで、そうなっているのではないかと思っている。
他、送り仮名と漢字のバランス等を踏まえた漢字表記や言葉選びにも相当こだわる癖があるが、これも無意味なのでは?もっとざっくり書いた方がいいのでは?と思う。

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