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北百間川と白木蓮と PENTAX MZ-3

おはようございます、tsukihiです。
noteではいつもみなさんのフィルム写真を見ることが大きな楽しみになっています。

春は私の苦手ないろいろな手続きとか、現実的な雑用がたくさんある時期です。
先日の土曜日、そういった諸々がやっと一旦落ち着いたので、フィルムカメラを持って久しぶりに少しだけ散歩をしてみました。

場所は押上駅を出てすぐ、スカイツリーのすぐ脇を流れる北百間川の辺りです。

pentax mz3 / fujifilm superia premium 400
スカイツリーの足元はこんな感じです。

これが北百間川。川にかかる橋の上から撮っています。
右手の奥に白い足だけが見えているのがスカイツリーです。
いつもは遠くからほんのてっぺんだけ眺めているので、近すぎるっていうのは新鮮ですね。

週末の午後ですが人はさほど多くありません。まだちょっと寒いからかな。
暖かくなったら、きっともう少し賑やかに。

川の水面に映る夕方の空の色に、まだ冬らしさが残っているのが目をひいて、シャッターを切りました。

pentax mz3 / fujifilm superia premium 400
春を連れてくる白木蓮。夕方の空気が似合います。


街路樹が枝先にふんわりと透き通るように白い花をつけています。モクレンです。

この日は雲が多く、しかも歩いているうちに日も暮れようとする時間になってきたので、光量がたりないのではないかと心配しながら撮影。

レンズはricoh xr rikenon 50mm f1.7 を多分、このときはf2.8くらいにして。
MFの調節に手間取って、結局は、エイヤッで押したのを覚えています。

pentax mz3 / fujifilm superia premium 400
乾いた空気が漂う街で、しっとりとかすかに香っていました。


このレンズ、評判の良いf2.0も持っていますが、私はなぜかf1.7を持って出ることが多いです。

そして普段は撮影しやすいデジタル一眼やミラーレスカメラにつけることが多いのですが、この日はあえてフィルムカメラと一緒に連れ出しました。

PENTAX MZ-3 は大好きなカメラです。以下、その好きなところ。

フィルムカメラが好きな方は、その金属製の外装のレトロでリッチな質感が好きな方が多いと思うのだけど、MZ-3(1997年発売だそうです)は残念ながら思いっきりプラスティッキーです。

だけど、それ故にとびきり軽いのです!

そしてよくわからず適当に操作してもきちんと責任を持って景色を写しとってくれる、現代的性能をたくさん持っています。シンプルなデザインも好き。

オールドレンズで撮るとき、「きちんとうつる」率はもちろんデジタルに軍配が上がりますが、プリントした写真が「しっくりくる」率はフィルムカメラと一緒に使った時の方が上な気がします。

MZ-3は、その「きちんとうつる」と「しっくりくる」をけんかさせずに、両方大切にしてくれるカメラだと感じます。

pentax mz3 / fujifilm superia premium 400
飲食店の店先をほんのりと照らす炭の火。はっとする色ですね。

xr rikenon 50mm f1.7はオールドレンズだから当然、どこか懐かしい感じもするのですが、なんとなく今の感覚にも似合う発色をしてくれます。
淡々と、実直に、濁りなく、冷たすぎず、でも温かすぎず。

pentax mz3 / fujifilm superia premium 400
スカイツリーと反対側の景色。こちら側の方が好き。

気合の入った旅行とかイベントには持って行ったことないですが、日常の自分の気持ちをそのまま映し出したいときは、出番が多くなるレンズです。

小一時間ほどうろうろしただけで日が暮れてしまったので、小散歩は早々に終了。
さて、次のお休みはどこへ行こうかな。


他にもたくさん撮っています。
フィルムカメラが好きな方、覗いてみてくれたらうれしいです。
instagram(@tsukihidays)

それでは、また。

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