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二十代、納めnote

本日をもって僕の二十代が幕を閉じる。
全然思い描いた二十代にならなかったなぁー!!が今の素直な感想で世の中の人みんながそんな感じなんだろうとも思う。でもその後には続きがあって、全然思い描いた二十代にならなかったねぁー!!でも予想外の事ばかりで、全然退屈しなくて、たくさんの幸不幸のサプライズがあって悪くなかったなぁー!!と思っている。

ピンポイントで見たらみっともなくて、だざくて、不幸のように見える。暗いなと思う。
でも広く見るとキラキラ光る幸せな部分があって満点の星空のように見える。

星空を見るときに真っ黒な空を見る人はほとんどいないと思う。たくさんのキラキラ光る星に目がいく。自分の人生を思うときは星空を眺めるように。

そう思うと、黒い部分の辛かったり、苦しかったり、惨めだったりした思い出おお陰で幸せだった星が輝いていることがわかる。
よくいう人は幸なくして不幸を、不幸なくして幸を感じられないとは本当のことなんだなと思う。

僕の20〜22は大学とお坊さんの修行。23〜29は芸人がメインの生活だった。もう今となっては修行は懐かしくて、二十代はずっと面白いネタを作りたい。次のネタどうしよう。今日もネタできなかった。の繰り返しだったように思う。
そんな中でも作ってきたネタ、ネタ帳がいつか僕が亡くなったとき棺桶に入れて欲しいものNo. 1。そんな宝物を作れた二十代はきっと良かったんだと思う。
けどやっぱり満足はしていなくて、お坊さん芸人で売れる、ご飯を食べられるようになる目標は達成できなかった。一刻も早く実現するためにこれからも日々精進したい。

二十代で死を意識することはなかなかない。でも死を意識することで人生が豊かになると聞いたことがある。でもそれだとちょっと壮大で、明日死んでもいいように生きろと言われると逆に何をしていいかわからなくなるから僕は今の所こう思っている。

さっき少し言ってしまってけれど、自分が亡くなったときに棺桶に入れたいものを自分でたくさん生み出して、自分の棺桶を囲んで見送ってほしい人を大切にしていきたい。

自分の人生から生み出された幸せと思い出、大切な出会い、縁。二十代最後となると少し見えてくる。三十代が終わるときにはもう棺桶の中はいらないよ、僕が痩せて細くなってスペース増やさなきゃって言ってるようになりたい。

長い先の未来はわからないから、ありきたりだけど、今を、今を。1秒先の未来を変えていく、良くしていく行いをしてきたくさんの徳を積んでいきたい。

ここまで笑顔で健康に生きてこられたことに、二十代家族よりも長く一緒にいた相方の工藤くんに感謝合掌。

励みになります。皆様の慈悲深きサポートの渾身の合掌で包み込み新しい木魚を買います。