どんなに細かく分析しても、最終的にトレードは確率論だと考えている。100%利益を出すことが出来るトレードポイントなんてものは存在しない。だから少しの勝てる確率を積み重ねて少しでも勝率が高くなるポイントを探す。そのポイントでだけ勝負をすることが最も重要だ。どんな風に確率を積み重ねるかシンプルに考えてみる。

①パッと見の印象
ローソク足から感じる直感でも良いし、移動平均線の向きでも良い。今までの経験からパッと見で上がりそうと思うことが重要だ。次の足が上がるか下がるかの2択のうち直感で上がりそうと思うことが出来れば、これで勝率50%を確保できるはずだ。

②トレンドは継続する
トレンドは継続するという前提でトレードする。つまりトレンドラインや移動平均線にサポートされているような上昇トレンドを描いているチャートを探せば良い。トレンドが継続するかしないかの2択のうち継続する方に賭ける。これで勝率50%を確保できるはずだ。

③業績が右肩上がり、あるいは増益予想
業績が右肩上がりの銘柄が良いというだけで、細かく業績を分析をする必要はない。業績が良さそうなら織り込みにいくだろうし、運が良ければIRが出る。業績が良いか悪いかの2択のうち業績が良い方に賭ける。これで勝率50%を確保できるはずだ。

①〜③を満たしそうな銘柄を選び、「①〜③のいずれかが満たされれば利益が出るというポイント」で買う。①〜③のいずれかが満たされる確率というのは、それぞれが勝率50%なのだから「1-(1/2×1/2×1/2)=7/8」となり、数字に直せば87.5%となる。いずれかが満たされる確率は、全て満たされない確率を1から引けば計算することができる。

つまり、「①〜③のいずれかが満たされれば利益が出るポイント」の勝率は87.5%ということになる。勝率が87.5%もあるのだから少しの下げで慌てる必要はない。逆に12.5%の確率によって①〜③が満たされなくなった時は損切りをする。12.5%という低確率が発動してしまったのだから、その時は躊躇なく損切りをしなくてはいけない。

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