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Sarah Peyton のWSから考えたこと

Sarah Peyton の無料WSに参加しました。

「パワーと特権:集団や社会の中で何が起こるのか〜NVCと脳科学を通じて探求する」

ぼんやりと、
だけどたしかに存在する人間関係のパワーバランス
のことに考えを巡らせていたので、迷わず申し込みました。





WSの最初に自分のもつ特権を尋ねられました。

私に特権?

どちらかというと
ヒエラルキーの下であるように感じるとならあるけど、
私に特権なんてあるんだろうか?

「もしそれについて考える必要がなかったらそれは特権です」
という言葉。

それを聞いて、かんがえる。

"4大学卒業” "留学生であること”……
まだあるかもしれないけれど、浮かんできたのはこんなこと。

自分が受けてきた恩恵と特権という言葉がまったくリンクしていなかった。
そして、私が受ける特権の裏の選ばれなかった人たちの存在。

Sarahによると、無意識の特権を自覚したとき脳は、
「当然だ」と思ってしまうものらしい。
そして、そうじゃない人たちを意識の外に追いやってしまうと。
権力を持てば持つほど、
非権力層を見下してしまう。共感力が乏しくなる。
理解しようとしなくなる。
恐ろしいことですよね。
でも、これが私たちの脳。

だから、、
脳をハッキングする。
たとえば、心のうちで質問してみる。
「この人が10歳のときに好きだった食べ物はなんだろう?」とか。
これって、人だと思えなくなった存在に、現実の人間ということを思い出させるということなんだろう。

他には、謙虚さを思い出すこと。
WSでは具体的方法はあげられてなかったけど、
私が思いついたのは、
日々の中に感謝を祈る時間があるはどうだろうか。



平等、公平、話し合いで解決できる、美しい世界を理想にして、
そうじゃないものを真っ向から否定することは
かえって理想から遠ざかってしまうのだと気が付きました。


わたしたちは害をもたらすシステムの中で生きているということ。
世界をありのままに見るということ。
そんなSarahの言葉が印象に残っています。




WSからは話がそれますが、

暴力性、いじわるな気持ち、差別意識、人より上に立ちたいという気持ち、、、
自分の中にそれらが見えたとき、自己嫌悪に陥ったり、自分を責めてしまったりします。

だけど、それらは人間の中に存在していることは、
過去からも現在の世の中を見れば、本当のこと。
それらを否定することは、ありのままの人間を否定することなんだと思います。

優しさ、思いやり、共感、平等でありたいと思う気持ち、、、
人の中にある美しいものと同様に存在していることを認める。
まずはそこからはじまるのだろう。
認めたうえで対処を考えることが必要。


私の日常に落とし込むと、、、
息子たちのひどい兄弟げんか。
その場面を見ると、(我が息子だと思うと余計に)嫌悪感を感じたり、
「暴力は絶対ダメ!」なんて言ってるわたしは、彼の中にある暴力性を頭から否定して言っているような気がしました。
そして叫んでいるだけでは変わらない。
それは彼を自己嫌悪に陥らせるだけのことで。
怒りに占領されそうになった脳を、ハッキングする方法が必要。
そんな彼らに怒り爆発させてる私にも、、、苦笑

アンガーマネージメントで「数を数える」という方法があるのはそういうことなんだろう。
(私にはもっと他の方法が必要だけれど!)



話をもどすと、、、
WSの最初のちょびっとの話ですが、
無意識でいたことを意識するということは、
暗闇に灯りが灯るような、それほど違って世界が見えること。
それくらい、始まりだけでも多くのことを考えるきっかけをもらいました。

また、特権を理解することで、
私から見て特権を持っていると思える人の行動で
もやもやしていたことが、
脳科学的に理解できたことで、すっきりしました。


そんなSarahのWSがYoutubeで公開されています

↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCfRdB4_ay1sYxXNqv7NfJKQ

一人でも多くの人に届くといいなと願います。



mahalo





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