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飲食店のお会計で、もやっとする瞬間

旅の途中で立ち寄り「ここにはまた来たい!」と思った飲食店について、ブログで紹介するようにしている。

直近では、甲府駅から徒歩10分の、温泉銭湯帰りに立ち寄るのにちょうどいいクラフトビアバー「ペルソナブルワリー」や、鹿児島の天文館で鰻をつまみに飲める「薩摩 雅咲亭」などの記事を書いた。

ひとり旅ばかりしているので、ひとりでも入りやすく気楽に楽しみやすく、交通の便が良く、もちろんおいしく、値段が適正だと思える店を紹介することが多い。

少し前のことだが、帰る直前まで「ここには絶対また来たいな!」と思っていたのに、お会計のタイミングで何というかもやっとする出来事があり「いい店だったけど再訪したいかと言われると……?」という印象になってしまったことがあった。それも、短い期間に2度、そういうことがあった。

どちらのお店もお酒も料理もおいしく、人気店だけど1人でもネット予約できたり、空いている時間帯があったりで入りやすい店だったのだ。そして「会計でもやっとした」と言っても「思ったより高くついた」わけではない。
だけど「ハプニング」とも呼べないようなほんのちょっとした出来事のせいで「すごく良かった!」と素直に思えなくなってしまった。

ああ、でも、こんな小さなことを気にしてしまうのは私だけかもしれない。我ながら心が狭い……。
と思って誰に話すこともなく、もちろんブログにも書かずに今日まで来たが、読者が限定される有料記事になら本音を書いてもいいだろうと思い、ここに記すことにした。

まず1軒目のお店は、観光客が比較的多い街の、観光客がとびきり多いエリアからは少しはずれた場所にある、日本酒専門の居酒屋である。

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