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甲府で絶品オムライスを食べたのち、秘湯の大型旅館へ

山梨と長野と、雪と青空を行き来した2024年2月のひとり温泉旅 1日目

いわゆる「旅行記」的なものを月に1度ぐらいは残しておきたいなと思い、2月で特に印象に残っている旅をまとめておくことにした。
ちなみに、2024年1月の旅行記は以下の記事から始まり5記事に渡って続く、大分県内の温泉地を巡った旅なのでよろしければこちらもどうぞ。

2月後半の3連休は、山梨県と長野県という馴染みのあるエリアを旅した。
というのも連休最終日の午後に藤井フミヤ氏のコンサートが甲府であり、そのチケットを取っていたので、最後に甲府に行く前提で周辺エリアで気になる温泉宿を予約したのだ。

連休はひとり旅で温泉宿を予約する難易度が高くなるが、何しろコンサートのチケットを予約したのが約1年前の2023年3月(ファンクラブ先行一時予約)だったのでかなり前々から計画を立てることができた。

最終日に甲府に行くのだから「八ヶ岳あたりで登山してから近くの温泉宿か、あるいは甲府の温泉付きホテルに泊まる」というプランも、当初は頭にあった。
しかし、山梨県・長野県エリアで宿を探す中で、以前から気になっていた温泉宿を、通常の平日料金よりもお安く予約できてしまったのだ。登山と組み合わせることは難しい立地の宿だったが、これはもう仕方ない。連休の山は諦めよう。登山日和の好天だとちょっとしょんぼりしそうだけど……と思いつつ当日を迎えたが、蓋を開けてみると連休の天気はいまいちだった。連休に山旅の計画を立てていた方には申しわけないが、これで心穏やかに温泉旅に集中することができる。

初日はまず、特急かいじで甲府へ向かう。
この日の宿泊地は山梨県内の温泉宿なので、少し早めに甲府に着いて昼食を取り、それから宿に向かう予定だった。

連休初日の土曜日だし、人気の店に行くなら予約するか開店直後を狙わなくてはならない。11時過ぎに甲府に着くと11時30分甲府駅北口から徒歩3分の洋食店「洋食こじま」に向かった。これが、とても良いチョイスだった。

写真でその美しさに驚き、実物を見てみたいと思っていたオムライスは、表面も断面も美しく、味もすばらしかった。
ランチコースを注文し、クリーミーな長ねぎのポタージュスープや、デザートの焼きたてフォンダンショコラもおいしくて、これは夜にも来てみたいなあと思いながら、小一時間で店を後にする。
さっそくレポートも公開した。

この後は、身延線特急ふじかわ号に乗って本日の宿の最寄り駅に向かう。

実は、この日予約していた宿は「1人で泊まれるのは基本的に平日のみ」の宿だった。
普段の土曜日も1人泊できないので、連休初日の今日なんて尚更のはず……なのだが、半年ほど前に「早期予約とかで良さそうな宿のプランが出てないかな」とエリアで検索をかけてみたらなぜかこの宿がヒットしたのである。しかも「早期割」や「楽天トラベルの宿クーポン」などもついて、通常の平日の宿泊料金よりも数千円安くなっていたので思わず予約してしまった。この宿が予約できたので、登山を絡めた計画を断念したようなものである。
祝日の金曜日。プラン設定時の手違いで「平日」扱いにしてしまっていたのだろうなあ。毎日のように予約サイトを眺めていると、こういう「設定ミスで出てしまったプラン」を見つけることも希にある。

特急ふじかわ号に1時間ほど乗って、下車後は駅前に待機していた送迎車で本日の宿に向かう。
駅から車で1時間ほど。紛うことなき山奥の秘湯の宿だが、見た目に秘湯感はまったくない、近代的な大型旅館である。

と言うと、山梨の温泉に詳しい方にはどこだかわかってしまうだろうか。

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