2021年2月の引っ越し以前に住んでいたところは、1番近いファミレスがロイヤルホストだったので、わりと頻繁に足を運んでいた。

転居後は別の店舗が最寄りのロイホとなった。以前よりは少し遠くなったが自転車ならすぐの距離である。季節のパフェや夕食を食べに今も時折足を運ぶが、転居前と比べるとかなり頻度は減ってしまった。

転居前は自宅に執筆環境が整っておらず、専らファミレスやコーヒーショップでブログなどを書く日々だったのが、転居先では自宅に執筆できる環境を整えたのでわざわざファミレスに足を運ぶ必要がなくなってしまったのだ。

思えばロイヤルホストはWi-Fiの提供もないので、スマホでテザリングしながら執筆していたわけだが……そこまでしてよくまあ、ロイホで書いていたものだなとは思う。

ただ、写真を整理したりアップロードしたりする作業は自宅のほうがやりやすいけれど「執筆」についてはファミレスやコーヒーショップのほうが集中できることも多いのだ。あれはいったいどういう理屈なんだろう。
少しガヤガヤしているのがいいのか？
ノートパソコンの小さな画面のほうが集中できるのか？
自宅だとすぐコーヒーを淹れたり忘れていた家事をし始めたりと気が散りやすいけどファミレスだと気が散る要素が少ないからなのか？

宮藤官九郎という脚本家も、吉祥寺の西友の向かいに昔あったデニーズ（今は仏壇屋になっている）でいつも深夜まで執筆していたと聞くし、共感してくれる人もけっこう多いのではないかと思うのだが。

ロイヤルホストはアプリをインストールして誕生日を登録しておくと、誕生日月に20％オフクーポンが付与される。私は3月が誕生日だったので月末までに使わなければ！と思い、それで今回はひさびさにロイヤルホストに足を運んだ。

ロイヤルホストでは今、季節デザートの中でも人気の高い苺のデザートを提供中である。
以前は苺デザートの期間中に5～6回ロイホに行って全種類食べたりしたものだが、今シーズンは今回が初めての苺デザートだ。そう考えると本当に、ロイホに行く機会が減ってしまったのだな。

久々のロイホは「やっぱりファミレスの中では段違いにおいしいなー」という側面と「ああ、前回もこういうのがあったから足が遠のいてしまったんだよな……」という側面があり、悲喜交々な体験だった。体験とそのときの気持ちを忘れないようにするために、正直に書き残しておきたい。

転居前に通っていたロイヤルホストは、「ロードサイド型店舗」と言われる、通り沿いにあって駐車場が設置してある、独立した建物にロイホだけが入っているという店だった。