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山でしか溶けないストレス、山でしか得られない解放感はある

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元旦から交通機関が乱れ、一時はどうなることかと思ったけれど、どうにか3日の夕方には帰京することができた

仕事始めは5日なので、本当は4日に東京に戻っても差し支えはなかった。
たとえば3日に東京と実家のルート上にある温泉宿にチェックインし、1泊して4日に帰宅するというプランもあったのだが、今回はまっすぐ帰ってきて4日をまる1日開けておくことにした。
1日働いた後は3連休でまた旅に出るつもりだったから、片付けたい用事や家事もあったし、連休の旅では登山はしない予定だったので、4日のうちにちょっと登っておきたかったのだ。

12月30日から1月3日までの4泊5日の帰省期間中、かなりのストレスにまみれてしまったので、4日の予定を空けておいたのは正解だったと思う。
こういうときは、温泉に浸かるよりも、山を歩きたい。

肉体面での疲労感が強かったり、迷いが多かったり不安感が強いタイプのストレスは、温泉のお湯に溶けやすいような気がする。
好みのタイプの湯に浸かり、おいしいものを食べて酒を飲んで、温かい布団でゴロゴロしていれば疲れも癒えるし、大抵の迷いや不安は「まあいいか」と思えるようになる。

だけど、イライラしていたりやり場のない怒りを抱えていたり「発散」させたいタイプのストレスがあるときは、山に登ったほうがいい。そんな風に、なんとなく自分の中で分類していた。2024年の年始に抱えていたのは後者の、怒りが伴うタイプのストレスだった。

イライラの原因は2つあった。

1つは、以前「マンション購入記」の第1回にも書いたけれど、私はもともと母とあまり仲がいいとは言えず、帰省は常にストレスが溜まるイベントなのである。
だから最長でも2泊3日を限度にしたくて、学生時代から20年ぐらいずっとそうしてきたのだけれど……父が亡くなって以来「もっと長めに帰省してほしい」とリクエストされるようになり、日程が長くなったぶんストレスも倍増してしまった。

もう1つは、2023年の最後に更新したブログの記事に関してである。

「2023年に買ってよかったもの」というテーマで毎年更新している記事で、ここ数年はいつも大晦日に更新していた。

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