別府駅から鉄輪まで1時間ちょっとの道のりを歩いて、いつもの宿へ
4泊5日の旅も終盤。最終日は別府へ向かう。
別府駅から今日の宿がある鉄輪エリアまではバスで20~30分ほど。徒歩だと1時間少々かかる。
歩けない距離ではないが、バスがたくさん出ているのであえて歩いたことはこれまでなかった。
しかし、この日はとてもいい天気だったのである。加えて、2日間連続旅館のご飯を食べ続けた後で少し歩きたい気持ちもあったので、駅から宿まで歩いてみることにした。
これまで湯めぐりや食事のために歩くことが多かった「北浜」など別府駅よりも海寄りのエリアは、飲食店や温泉宿、ショッピングモールなどが建ち並び賑やかだが、駅から山側に向かうと、本当に普通の住宅街が広がっていた。普通の住宅街すぎて写真を撮るのをためらうほどだった。(個人の住宅を撮影しちゃいかんよねと……)
住宅街を抜けて「別府一の宮線」という大きな通りに出ると、鉄輪エリアに向けてゆるやかに上っていく道となる。
街路樹にヤシの木のようなものがあった。伊豆や指宿にもヤシの木があるけれど、海沿いの温泉地にはなぜヤシの木を植えるのだろうか……。
遠くに見えていた鉄輪の湯けむりがだんだん大きくなっていき、1時間15分ほどで鉄輪についた。まあまあいい運動になった。
宿の前まで来ると、道の隅に猫がいた。
鉄輪には猫が多い。
宿泊するのは3度目、そろそろ「いつもの宿」と呼んでもいいかもしれない。
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