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ワーケーションしつつ、長期滞在するのに理想的な温泉宿をやっと見つけた

著書にも書いているが、私にとって初めての温泉宿体験は子供のころに祖父が湯治にいっていた宿に遊びにいったことだった。
会社勤めをしていてはなかなか難しいがいつかは連泊湯治をしてみたいと、ずっと思い続けている。その「いつか」のために「どの宿なら連泊して楽しめるだろう?」と、いつも頭の隅で考えながら旅をしていた。

だけど、旅の宿泊地として1泊か2泊の時間を楽しむための温泉宿と、少なくとも数日以上滞在して快適に生活するための温泉宿では選ぶ観点がまったく違う。
わかりやすいところで言えば、1泊の旅ならお腹いっぱいにその土地の食材を使った料理をいただいてお酒もたっぷり楽しみたいけれど、連泊するならそこまで食事の量が多いと苦しくなってしまう。多すぎず、少なすぎない食事の量なことが重要だけど、味はもちろんおいしいほうがいい。1泊の宿なら少し値段が高くてもいいかなと思えるが、何泊もするなら宿泊料金が手頃であることも重要な要素だ。

そんなことを考えて「長期滞在するならこういう条件が必要だなー」という項目をリストアップしていたのだが、そうするとなかなかすべてを満たす宿は見つからなかった。
私の場合、滞在中はブログなどの執筆をしたいのでそのための環境が必要というのがネックになることが多い。Wi-Fi環境が整っていることは必須条件だし、さらに言えば「座卓で長時間PC作業するのはしんどいからテーブルかデスクと椅子がほしい」のだ。

ゲストハウス倭荘の「和洋室」のダイニングタイプ

伊東温泉のゲストハウス倭荘の「和洋室」はかなりいい線をいっていたのだけど「ダイニングタイプ」と「ソファタイプ」の2種類の和洋室があってどちらかを指定することはできないそうで……ああ残念!とか。

しかし、先日初めて泊まった宿で「ここなら連泊湯治できる!」という理想の温泉宿との出会いがあった。
「連泊湯治したい宿の条件」と共に、この宿について紹介したいと思う。

連泊湯治したい宿の条件

まず「私が連泊湯治するとしたらこんな宿がいい」と考えていた条件を並べてみたいと思う。全部で11の条件があり、我ながらけっこう多い。

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