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大学スポーツを改革するのは「筑波大」   TSUKUBA LIVE!トークイベント①

 大学スポーツの可能性を広げ、スポーツで交流と興奮、文化を創ることをビジョンに掲げる、筑波大学ホームゲーム 「TSUKUBA LIVE!」。

今夏、運営に携わるTL!クリエイターズの思いを多くの人に共有することを目的に「TSUKUBA LIVE! トークイベント」を開催しました。

8月開催!
筑波大学ホームゲーム TSUKUBA LIVE! Splash!

📅8月5日(土) 男子ハンドボール
📅8月6日(日) 男子バスケットボール・女子バスケットボール【完売】
🏟️筑波大学中央体育館

公式ホームページはこちら🔗

チケット購入はこちら🎫


TSUKUBA LIVE!の運営において、チーフとして各部局をまとめるメンバーとTL!クリエイターズの学生が集まり、TSUKUBA LIVE!に対する思いや考えを語り合いました。そのトークイベントでの模様を、連載形式で皆さんに発信していきます。

 今回の記事では、そもそもの「TSUKUBA LIVE!の始まり」について、筑波大学体育スポーツ局のスポーツアドミニストレーター(SA)である米原さん(よねさん)の話を中心に、お届けします!

トークイベントの様子

TSUKUBA LIVE!の始まり

―よねさんに、そもそもの「TSUKUBA LIVE!が始まったきっかけ」を伺いたいのですが。

米原:
TSUKUBA LIVE!の始まったきっかけを話すには、日本の大学スポーツ、もっと言えば日本のスポーツ産業の話まで、戻る必要があると思う。
もともとは、日本再興戦略2016、日本の経済を盛り上げていくという話がスタートで、その中で、「スポーツ」という分野・業界には何ができるのか、問われるようになった。
そのときに、たとえば今一緒にTSUKUBA LIVE!をつくっている茨城ロボッツ(日本のプロバスケットボールチーム)のようなプロスポーツの分野では、「スタジアム・アリーナを作る」という動きが、全国に広がっていったんだ。

■大学スポーツの改革

米原:
その流れの中で、プロスポーツ以外の「スポーツコンテンツ」も話題に上がり、「大学スポーツには、もっとできることがある」ということになって、改善策を模索し始めた。これを機に国内で、「大学スポーツを、今までとは違う形に改革する」ことが、目指されるようになったんだ。

でも、従来の大学スポーツを変えるには、「大学の中にスポーツをマネジメントする部署」がないと始まらない。だからその土台となる体制構築も含めて、「大学スポーツを改革していきませんか?」という話がされ始めた。
そのときに、複数の大学が集まって組織がつくられたんだけど、その中心の一つが「筑波大」だった。
そしてその時期辺りから、筑波の周りで大学スポーツ改革の雰囲気が出てきた。

TSUKUBA LIVE!発足、その背景には、日本のスポーツ、そして大学のスポーツを改革しようという、日本全体の大きな流れがあったようです。

■先駆けとなるのは、「筑波」

SAの米原さん

米原:
ただ、「大学スポーツ改革」はそう簡単な話ではないし、お金や人員の問題をはじめ、色々な障壁と向き合う必要がある。だけど、様々な方向からの問題に立ち向かって、変化・改革の流れを最初に生み出せるとするなら、それは私立の強豪校じゃない、国立で、それが出来る大学、「筑波大」だ。という話になって。
そして、筑波にアスレチックデパートメント(大学スポーツ改革のための組織)を設置したのが、そもそもの始まりだった。

大学スポーツ改革のために、最先端の教育・研究機関でありながら、スポーツ・芸術の分野をも含み、優秀な学生・教員・職員が集まる筑波大学が、その先頭を走る存在になったと米原さんは語ります。

■「ホームゲーム」の開催

TSUKUBA LIVE!ホームゲームの様子

米原:
アスレチックデパートメントという基盤を筑波大に設置して、大学スポーツ改革のためにやるべき具体策、その大きな柱の一つが、「大学スポーツの価値を最大化する」その中に「”ホームゲーム”を、大学の中でやる」ということが盛り込まれた。
それなら、「ホームゲームをやろう」となったんだけど、当時はパンデミック(コロナの感染拡大)の影響もあって、なかなかスムーズにはいかなかったんだ。

発足して間もないTSUKBA LIVE!は、大学スポーツ改革のための「ホームゲーム開催」に焦点を当て、活動を続けます。

米原:
パンデミック前、アスレチックデパートメントが設置されて最初の1年くらいは、ホームゲーム「っぽいこと」をやろうとしていた。それまではただ人が集まって応援するだけだった連盟主催の筑波大学の試合で、わざと「ホームゲーム」という企画を打って、お金も投資して、より多くの人が来られるように色々とトライしてた。
だけど、実際に自分たちが主催している訳ではなかったから、「ホームゲームにしきれてない」という感覚があった。
その後、パンデミックが明け、ホームゲーム開催に向けていよいよ本格的に動き始めたのが、2021年の後半くらいだった。

パンデミックが終わり、ようやくホームゲーム開催へ向けて歩み始めたTSUKUBA LIVE!がまず念頭に置いたのは、大学とスポーツの関わり方を変革することでした。

■「スポーツ」を「主語」に

米原:
そもそも今までの「大学における”スポーツ”」は、授業における「体育」であり、また課外活動としての「部活」であり、そして産学連携や広報のための「コンテンツ」だった。つまり、何かの役割・部局の中に「スポーツを組み込む形式」になっていた。だけどそれを、「スポーツを使って広報する」、「スポーツを使って学生たちに影響を与える」という風に、「スポーツが主語になる構造」に変えることを、一番大きい目標にしていた。

そして、様々な困難と向き合いながらも、自分たちが先頭に立って、
「筑波大」が大学スポーツを改革するという思いをもとに、大きな目標の一つだった「ホームゲーム」を去年から開催することができ、今年ようやく2年目を迎えたんだ。―(次回へ続く)

TSUKUBA LIVE!「MELT」の様子(2023年3月)


8月開催!
筑波大学ホームゲーム TSUKUBA LIVE! Splash!

📅8月5日(土) 男子ハンドボール
📅8月6日(日) 男子バスケットボール・女子バスケットボール【完売】
🏟️筑波大学中央体育館

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