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【新歓】で、結局DJって何?

こんにちは!筑波大学生による学生団体・TMP(つくばミュージックプロジェクト)から二年生のvcです。
#春から筑波 のみなさま、入学おめでとうございます!(ちょっと遅いですね…)
これからの学生生活に期待と不安でいっぱいの日々を過ごしていることと思います。その中で悩みごとの一つとして、「サークル、どこ入ろう…?」と考えている人が多いのではないでしょうか?
そのサークル選びの参考になればと、今回はTMPがほぼ毎月開催しているイベントでやっている「DJ」について軽く掘り下げたいと思います!


ところで、皆さんはDJと聞くとどんな人を思い浮かべますか?ステージの後方で機材をいじってる人?ラッパーの後ろで突っ立ってる人?…など、色んなイメージがあると思いますが、そもそも「DJ」とはどういう意味なのでしょうか?
DJは「Disc Jockey」の略で、Discはレコードのことを指していました。
DJの根本的な役割は「曲を選んでかける」ところにあります。つまり、極論を言えば「自分で選曲したプレイリストを通勤・通学中に聴く」もDJの端くれなんです!


色んな種類があるDJ

DJには、その活躍する場面に応じて様々な呼び名がついています。まずはDJの種類をいくつか紹介します!

クラブDJ

その名の通り、音楽クラブにて曲をかけてお客さんを楽しませるDJです。皆さんの中にあるDJ像はこちらなのではないでしょうか?ターンテーブルやDJコントローラーを操って曲を絶え間なくつなげていきます。TMPがやっているDJはこれにあたります! 派生形として、クラブではなく店内BGMとして曲をかけるDJもいます。

ラジオDJ

これだけは知ってる、という人もいるかもしれません。ラジオで喋ったりしながら、選曲した曲を流すDJです。こちらは曲をつなげる必要はないのでクラブDJが使うような機材は基本使いません。

ターンテーブリスト

○○DJ、という名前ではないですが、ターンテーブルを楽器のように使って、全く新しい曲を作るDJです。

バトルDJ

ターンテーブリストのうち、自分の腕を他人と競う人です。Creepy NutsのDJ松永さんが世界一位のDJになった、という話を聞いたことがあるかもしれませんが、それはこのバトルDJの世界大会で優勝したことを指しています。

バックDJ

ライブなどで、ラッパーやボーカル、その他の楽器を扱う人たちの後ろでターンテーブルやDJコントローラー、サンプラーを操作して音を出すDJです。グループのメンバーの一人としてやっていることもあれば、グループは組んでいないが毎回一緒にやるというパターン、固定されたDJはいないというパターンもあります。

プロデューサーなどを務めるDJ

バックDJの副業のような感覚ですが、アーティストの曲を作る際にそのトラックを既存の曲を引用(サンプリング)したりパソコンなどで一から作ったり(DTM)するDJもいます。

スタジアムDJ

野球場などのスタジアムにて、場内アナウンスなどをして観客を盛り上げるDJです。「DJ」とついてますが、曲をかけるのではなく喋りがメインの仕事になります。

レゲエDJ

今まで紹介したDJはヒップホップやロックのジャンルで活躍するDJが多かったですが、レゲエのDJはひと味違います。レゲエDJは、ヒップホップで言うところのMC、すなわちラップや喋りを行います。曲をかける仕事はセレクターという人の仕事です。このような事情があるので、レゲエDJは「DJ」と区別するために「dee jay」と呼ばれるそうです。


(主にヒップホップの)DJの歴史

うろ覚えですが、(ちょっと調べながら)DJの歴史を書いてみたいと思います。

生演奏から音源へ

昔も昔、人々は生演奏を聴いて盛り上がることが多かったのですが、様々な事情で生演奏を聴くことができなかった状況下でも音に合わせて踊って楽しみたい!と、レコードを持ち寄って曲をかけることで楽しむようになりました。この頃はひとつのレコードプレーヤーで曲をかけて、曲が終わったらレコードを入れ替える形でした。

プレーヤーが二台に

一曲終わるごとに音が途切れてしまう問題を解決するべく、レコードプレーヤーを二台用意し、曲が終わりそうなときにすかさずもう一方のプレーヤーで曲をかけ始めることで継続して踊ることができるようになりました。

ヒップホップ誕生

1970年代、お金持ちの間ではディスコがブームとなりました。その傍ら、お金のない若者でも音楽に乗って踊りたい!と、みんなでレコードとプレーヤーを持ち寄って公園に集まり、曲をかけて楽しむようになりました。そこでダンスをしたり(のちのヒップホップダンスやブレイクダンス)、壁に絵を描いたり(のちのグラフィティー)していたようです。
ということで、ヒップホップと聞くとラップやダンスを想像しがちですが、実はDJ中心の文化なのです。

2枚使いとラッパー

公園で曲を流していると、曲中でみんなが特に盛り上がる箇所があることが発見されました。その箇所がずっと続いてほしいと感じたDJは、同じレコードを2枚使って、交互にその部分をかけ続ける手法を編み出しました。これが2枚使いの発祥です。
そして、DJが間奏の部分をループさせていたとき、韻を踏んで自己主張や盛り上げを行う人が現れました。これがラッパーです。

デジタルへ

レコードで行っていたDJも、音楽メディアのデジタル化とともにレコード以外の媒体でやることが多くなりました。
例えばCDJは、レコードの代わりにCDを使います。他にも、機材とパソコンをつないで、パソコン内のDJ用のソフトを機材で操作するPCDJ、USBメモリやSDカードなどの記憶媒体を機材に挿してその中の楽曲データを使ってDJをする人などがいます。いずれにしても、使うレコードを1枚1枚持ち運んでいた時代に比べて随分とやりやすくなりましたね。


まとめ

いかがでしたでしょうか?DJについて多少知れたでしょうか?
もし、DJに興味を持っていただけたのなら!TMPが主催しているDJイベント「tonight!」で生のDJを見てみませんか??DJ陣の好きな曲をガンガンかけるイベントです!

超直近で申し訳ありません…
でも、tonight!はほぼ毎月やっています!6月も開催を予定していますので、公式TwitterまたはInstagramをチェックしてみてください〜
そして、ぜひ音楽好きのお友達にも教えてあげてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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