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国民の信頼を裏切る重大証言だ 大川原化工機事件で、警視庁警部補が「捏造」と証言

 筆者はずっと経済記者だったが、オレオレ詐欺の防止からロッキード事件、リクルート事件など巨悪を懲らしめる警察・検察には、密かな信頼を寄せてきた。実際、助けられたことがある。2013年暮れ、資料の入ったバッグを盗まれた。すぐに丸の内警察署に届け出たところ、4ヶ月後に犯人逮捕となった。日本の警察力の高さに感激し、小さな事件でも真剣に取り組んでくれた警察に感謝したものだ。

 ところが今度の捏造証言は、捜査した現職警察官が裁判所内で発言したもので、まさに驚天動地の大事件。捏造とは「無いことをあるように偽って作り上げること。でっち上げ」(国語辞典)であり、裁判官からの質問にその事実をあっさりと認めたことは、警察の信頼を根底から覆しかねない衝撃を社会に与えた。

●完全無実だった大川原化工機
 事態のあらましを簡単に整理する。警視庁公安部は2020年3月、生物兵器への転用が可能な「噴霧乾燥機」を無許可で中国に輸出したとして、大川原化工機(横浜市都筑区)の大川原正明社長ら3人を外国為替及び外国貿易法(外為法)違反容疑で逮捕、東京地検が起訴した。同年5月には韓国への同様の容疑で再逮捕・追起訴した。

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http://blog.livedoor.jp/corporate_pr/archives/60701229.html

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