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我が家のエコステーション

 7月19日に開催された海ごみシンポジウムに参加しました。対馬は、地理的な位置や特徴から、東シナ海の多くの海ごみが集まってきます。海ごみ関連のイベントや活動は多く行われていますが、”海ごみを拾う”から一歩前進するためのシンポジウムにしたかったのかなと思いました。

 その中で注目だったのは鹿児島県大崎町のごみ分別のとりくみです。ごみ焼却場が無いため埋立エリアの延命のために、ごみ分別とリサイクルの取り組みに力をいれています。資源化率は全国平均で2割なのに対して。大崎町では8割を超えるそうです。大崎町の講演を聞いていてすごいなと思ったのは、25年目を迎えるリサイクル事業を担当課長が自分の言葉で語っていたことです。人事異動で担当が変わっても熱意をもって続けられている町の体制に驚きました。

 鹿児島県大崎町のごみ分別の取り組みでは、「あくまでゴミ埋立地の延命が目的」であることが強調されていました。事業を続けていくなかで新たなゴールを設定できそうにも思いましたが、この目的の良さは、各セクター、個人にも当てはめ可能、つまり、”自分の出すゴミを減らす”に簡単に言い換えができます。その点が、地域全体で自分ごととして取り組める点かなと思いました。

 そこで、我が家でも大崎町のごみ分類表(英語、ベトナム語版もあり!)を貼って小さなゴミステーションを設置。アパート暮らしで土地も畑もないので、段ボールコンポストを導入し、生ごみ以外の生活ごみの分類を細かくやってみることにしました。

大崎町のゴミ分別表、対馬市に比べて細かいし、“正しい”や“絶対ダメ”など強めに指示がある

 といっても、離島のこの地ではリサイクルはコスト面で難しく、結局多くがゴミとして処分されてしまう悲しさ。資源化率は全国平均を下回る13パーセント台です(対馬市一般廃棄物処理基本計画:令和3年3月P51より)。

 また、対馬では島民一人当たりの廃棄物処理費用も、同類型都市の約15,000円程度と比べて高額の約38,000円(前述の資料から)。焼却処分を行うことで、外から運んでくる燃料代や炉の運営維持管理等のコストがかかるため、どうしても割高になってしまいます。そのコストをまかなうための有料ゴミ袋も高い。。

 極論でいえば、自分で処理できないものは使わないという選択ができるとよいのですが、ぽつんと一軒家でエコ仙人のような暮らしを行うのは難しいのが現状です。目指す理想の暮らしと、実際の暮らしの中での折り合いをどこに見出していくのか。回収先のない納豆のプラスチック容器や、〇mazonで購入し空になった鎮江の黒酢の瓶を洗いながら、そんなことを考えています。

分類してみると、段ボールが多い…

 地道に分類しつつ、台所の隅にある、小さなコンポストの小さな微生物の宇宙を丁寧に見守っていきたいと思います。

コンポストにも生態系が


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