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「データ少なし探せよ熟女!?」の話

まずはお礼と自慢と紹介とをしても?


じょーじさんとゆかりちゃんから、5回目のコゆ喜賞を頂きました!
すっげーーっ!!
嬉しいーーーっっ!!!

毎回、受賞ごとに
記事を読んで……
丁寧に記事を書いて下さって……

泣いてねえ!
泣いてねえよ!?

あああありがとうございます!!



さて。
毎週日曜 夜8:30〜
スタエフでかっちゃんとおしゃべりしてますけども。


毎回クイズを出してるんだ。
ネタは福井県の図書館の本の覚え違いタイトル集から。



本屋さんで働き始めて2ヶ月半。
分かった事がある。

「マジで人の記憶ってビビる程に曖昧でテキトーで……なんつーか……お客さんの頭の中の本のタイトル、9割当てになんねぇ。頭の中に消しゴム飼ってるんだ、きっと」

図書館しかり。
本屋さんしかり。

多分、共通なのだと思う。
少なくともウチのお店の人々は皆そう認識している。

お客さんはフワフワの記憶を頼りに聞いてくる。
 


①新聞の切り抜き片手に
スマホ片手に

「この本を探してるんですけど……」


素晴らしい!
100%分かる!


理想が具現化されたお客様
(SSランク 割といる)


②「何ていうタイトルだったか忘れたんじゃけど……この辺りに置いてあって……偽装婚がどうとか……」

「偽装婚」

で検索すると100件とか出てくんのよ。

凄くない?
出版社名もタイトルも何も覚えてなけりゃ……
どんな名探偵でも!
これ以上、ノーヒントなら!
どうしようもなくない?


カバンの中も机の中も探したけれど見つからないのよ。


さて。
件のお客さんは年配の女性であった。
この春中学生になるお孫さんに本を贈りたいらしい。

「13歳の……君に……なんたらって言う本を探してるんですけど……」

手がかりは新聞で見た、うろ覚えの記憶オンリー。

「13歳 君」

で検索。
発行日の新しい物から順に表示すると
割とすぐひっかかった。
(幸運な事例)

「あ……これはどうです?」
「こんな感じだった気がする……」
「在庫……あるみたいですね……店長、これなんですけど」

(大変幸運な事例)

心得たと店長は売り場へ。
私も続く。

並ぶ大量のタイトル。
何処だ……?
どれだ……?


「あった」

「はやっ!あざす!」
 
お客さんの元へ。

「ありました〜」
「ありがとうございます。さっき調べてもらってた時に出てきた別の本も気になって……」
「在庫調べますね……あー……これは取り寄せになりますね……」
「13歳に向けての本がこんなに多いなんて……」
「私もそう思いました。ウチの息子、この春中2になるので、13歳なんですよ~」

「あら。その……反抗期とか……どう?」
「ウチの息子……反抗期一切なく……めちゃめちゃ良い子なんですよ〜。もしや、お孫さん……?」
「いえ、ウチも全く。ただ……反抗期がないと、後で反動が……って聞くから」
「大丈夫です!ウチの旦那さんが反抗期ゼロでおっきくなりましたけど、今も良い子のまんまですから!」




どの図書館にも……
どの書店にも……
名探偵がおる!
ほぼノーヒントみたいな所から
犯人……イヤ、本を探し出してくる名探偵が!

さあ。
あなただけの
推しの名探偵、探しに行っては?
(ポンコツ書店員もいるよ!あったかく見守ってあげてね)











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