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「腹を下すという事象すらも根性論で超えていけ、という亡き母の教え」の話

皆さん、チキチキボーンってご存知だろうか?


私が幼少のみぎり、常に冷蔵庫の住人だった、美味しいレトルト食品である。


あれは確か小学生の頃だったか、開封してしばらく経っていたチキチキボーンを発見した。


とても空腹だったので


(大丈夫か?まあ、イケるじゃろ。お腹強い方じゃし。いや……どうかなあ、うーん)


と思いながらも美味しく頂いた。


しばらくして


(え……お腹痛いんじゃけど……)


「お母さん、なんかお腹痛い……やっぱり鶏肉ダメだったかなあ?」
 

「どうかなあ、大丈夫かなあ?って心配しながら食べたらお腹壊すよ。食べるんなら、絶対大丈夫!って思いながら食べんと」


「マジか……そんな精神論で乗り越えるもんなんじゃ」


自分の腹の強さを上回る腐敗の進行具合だったのか、はたまた母の言う通り、精神的な思いこみなのか、別に原因があったのか……未だに謎のまま……


時は流れ……私は激強の胃腸を手に入れた。


胃が痛い、胃が重いとは無縁。


一日一回澱みのないお通じ。


多少食パンにカビがはえてようが、そこだけ取り除けば何の問題もなく美味しく食べられる。


五感も研ぎ澄まされた。


視覚、嗅覚に全集中。これはイケる、これはヤバいを判断。


微妙な時は、舌で判断だ。


「やべっ!」
 

ってなったら、ぺってしたらいい。


胃に到達しなければ、何の問題も起きまい。


我々は太古の昔のよりそうやって生きてきた筈なのだ。


五感を研ぎ澄ました上に、第六感の発動させる。


もう何も怖くあるまい。


よゐこの濱口さんが確か言っていた。(コロナ前の話だ)


「除菌除菌言ってるけど、多少菌も体に入れた方が強くなんねんて。多分」


すごく、分かる。


いつか呼ばれる日が来るだろうか……


霊長類最強(胃腸)女子


目指すはナスDだ!








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