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Ubuntuカーネルは、標準のものを 【 Mainlineの落とし穴 】

久しぶりの、UbuntuLinuxです。

カーネルについては以前いろいろと書きましたが、
現在、Ubuntuでは、OS標準のカーネルを使用しています。

理由は、Mainlineカーネルのインストール問題です。

カーネルのインストールには、「依存関係」と言って
それぞれのカーネルに合わせたソフトウェア環境が必要です。

ですが、 Mainline Kernels を使用したカーネルのインストールでは
この依存関係に関わる環境の用意が、自動で行われません。

結果、インストールに失敗します。

インストール作業中、「◯◯(ソフトウェアの名前)がありません」というエラーメッセージがログに表示されるだけです。

依存関係にエラーを起こしている部分は無視してインストールが続行されるので、不完全な形でインストールされます。
「不完全なインストール」として警告が表示され、指示に従うと
エラーに関わる部分「だけ」が自動的に削除されます。
そのままでは動作しなくなるので、結局すべてを手動で削除です。

これでは、使い物になりません。

エラーを見ながら、依存関係をひとつひとつ片付けて
新しいカーネルをインストールすることもできますが、
とてもではありませんが非現実的です。

現在の環境では、Mainlineは古いカーネルを削除する
「Uninstall Old」ボタンを使用するためだけに残しています。

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