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母校の中学校で特別授業。特別支援の生徒が見せた勇気の一歩。

世界中の子どもたちをワクワクさせる!

メンタルプロコーチの津村柾広(つむちゃん)です👍

今年、ご縁がつながって、

母校の中学校で特別授業を行っています!

1回2時間の授業を6回。

最後は未来マップの作成とプレゼン大会を行う予定です。

窓口になった校長先生は、同じ中学校と高校を卒業した先輩。

しかも、野球部の先輩なので、全ての要望にオールYES!!

母校の後輩のために、全力を尽くそう〜ということになりました。


授業がスタートしたのは5月でした。

全校生徒60名。私の在学中から見ると随分少人数になりましたが、

素直さと純粋さは当時のままでした(笑)

私の授業は、とてもアクティブな体験型授業です。

ワーワーキャーキャーと笑顔が溢れる時間になり、

生徒たちも、前のめりになって、学んでくれました。

会場は体育館だったのですが、一番奥の片隅に生徒が一人座っていました。

きっと、何らかの事情で授業に参加できない生徒なのでしょう。


1回目の授業を終えて、校長室に戻り、振り返りをしていると

「一番奥に座っている生徒がいたでしょ?」と校長先生が切り出しました。

実は特別支援の生徒で、情緒面に問題を抱えているらしいのです。

一緒に授業を受けるのは難しいだろうという判断で見学していたそうです。

「ところが、始まって30分ぐらいで、『僕も一緒にやりたい!』と言ったそうだよ」

「授業の様子を見ていて、楽しそうだったので、やりたくなったんだろうね〜」と。

「校長先生、次回はぜひ参加させてみてはどうですか?

できる範囲でいいので、本人がやりたいのならやらせてみましょう」


2回目の授業は6月でした。

今回はコミュニケーションワークが多く

生徒どうしが対話する時間をたっぷり取っていました。

アイスブレイクや言葉がけのルーティンで心のスイッチを入れて、

いよいよメインのペアワークに入ろうしたところ、

体育館の一番奥に座っていた生徒が立ち上がって歩き始めました。

彼の視線の先には同じ学年の生徒たちがいました。

ペアになっていた生徒の横に到着すると、何やら短い会話をして

あっという間に、即席の3人組ができました。

そして、3人が輪になって、ニコニコと話し始めたのです。

勇気を奮って仲間になった生徒、それを自然体で受け入れた生徒。

どちらも素敵だな〜と、心に熱いものを感じました。


その後、特別支援の生徒は、他の生徒と一緒に様々な学びを体験しました。

とても楽しそうで、ずっと笑顔でした。

好きなものを話し合うワークで、私が大谷選手の話をすると、

「今日は大谷選手は打ちましたか?」と彼が質問してくれました。

「今日はノーヒットだったよ」と言うと。

「投げる方はどうでしたか?」と。

「今日はピッチングをしなかった。打つ方だけだよ」と返すと。

彼は満面の笑顔でうなずきました。


彼にとって、あの時間はどんな時間だったのだろう?

一緒に何かを体験すること。それが学校の面白さの一つです。

それぞれの感性で、その体験からどんな気づきを得るのか?

とても似てるけど、ちゃんと違う。多様性が交差する場所が学校です。

特別な支援が必要な子だけど、同じ体験、同じ時間を共有することはできる。

やはり、インクルーシブから得られる学びは多いですね。


母校の後輩たちとの授業は、残り1回。

最終回は、未来マップを使ったプレゼン大会を開催します。

彼はどんな未来を語ってくれるのかな?楽しみだな〜

テストの点数が悪くても、スポーツが苦手でもいいからさ。

自分の未来を切り開くたくましさと、

他者に優しく寛容である大らかさを学んで欲しい。

昭和からやってきた古い先輩は、そんなふうに願っているのです。



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