実写 不安の種【感想】

素直にオムニバスにしとけば良かったものを…


原作は、なんかわからんけど怖くて不安になるな〜ってお話のオムニバスで、そのジワリとした怖さが味の作品。それがどういうわけか、共通の登場人物が原作の有名エピソードを連続体験するっていうつくりになってた。やや縦軸のつながりみたいなのがあったけどそれが完全に余計だった。そんなんいらん!

あと、原作の怪異は基本的にそこに「いる」だけで実害を加えてこないものが多く、その得体の知れなさがかえって不安を煽るんだけど、今作の怪異は普通に刃物や鈍器で実害加えてくるっていうね。わかってねぇなぁ…とことんわかってねぇ。そんなんが見たくて不安の種見てるわけじゃないから。こちとら不安を求めて見てるのに、そこで「ビックリさせたろ!」みたいな余計な色気が見えると萎える。

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