創造の理由

人と関わると死にたくなる。

僕の精神を病む原因は、いつも僕以外の人間だ。

だけど突出した能力を持ち合わせていない僕が金を稼ぐためには、人間と関わる職種に就くしかない。

生きるために金を稼いで
そしてそのせいでまた死にたくなる。
浮世はそんな円環構造でできている。


だけど僕は死にたくはない。


なんとかして生きのびたいのだ。


僕は考えた。

人に関わらなくても稼げるようになるには、圧倒的な商品を生み出すしかないのだと

有無を言わさず金を払うしかない商品が必要だ。

商売はお客さんとのコミュニケーションの中で発展していくというが、そんなのクソ食らえだ。
人と関わることで生きる喜びを得られるような一般人種の理論なんて
何の救いにもならない。

そんな商売をしたら死にたくなる。
だけど死にたくないから、商品を創るのだ。

そんなことしなくても生きれるなら、
自分で創造しようなんて思わない。

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