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メダカの孵化がブーストして慌てた話

田舎あるあるなのかな

 世の中はGWだと騒いでいますが、今年は曜日の並びがあまり良くないせいか、私の住んでいる田舎の周りは静かです。
 田舎あるなるな家に住んでいますので、自宅には小さいながらも駐車条兼庭があります。そして、うちの家族がその小さい庭で家庭菜園したり、メダカを飼っていたりします。メダカ、田舎あるあるではないでしょうか。違うかな。
 うちは水瓶のような大きな瓶で育てていますが、お隣さんはいくつかのすり鉢状の鉢に、そもそも睡蓮を育てていて、その根本の水の中にメダカを飼っていました。うちのはそのお隣さんから頂いたメダカたちです。
 田舎ですが、一応元々購入された子たち。そのへんの川や池に放さないなどのマナーを守りつつ、真冬でも真夏でも放っておいてある程度大丈夫なので、けっこう気軽に飼っていました。

昨夏ハマった

 昨年の夏、暑かったですよね。メダカの瓶も大いに熱くなったような感じがしていました。一昨年は仕事を整理する段階で忙しかったですが、昨年はまだ余裕がありました。そんな中、瓶のメダカが大量死するという事件が起きたのです。
 飼い主である家族は「暑すぎるのかな」などと言いながら、瓶の置き場をかえようかなどと迷っていました。そして、暑さ対策をとった後、ものすごく減ったメダカの数を回復すべく、その年に卵を持っていたメダカから卵を採取し始めたのです。ご存知の方も多いと思いますが、メダカは春から秋にかけて卵を産みます。しかしそのまま放っておくと親に食べられたりして稚魚はなかなか育たないそうです。よくそれで自然界生き抜いてきたもんだと驚きます。
 とにかく、採卵したはいいものの、ペットあるあるで世話は結局私。一昨年までは私も忙しかったのですが、昨年は私も時間に余裕がありました。
 高校時代、数理はカラキシだめでしたが、生物だけはちょっと大丈夫でした。文系に著しく偏っている人間としてセンター試験(当時)で八十六点がちょっとした自慢です。数学は高三の単位さえ危なかったですから。きっと、物理や科学より目の前にある生き物を学ぶ方がまだ分かりやすかったのと、大ベテランの生物の先生の手腕によるものです。ただ、生物分野が好きなまま卒業できましたので、ペットになるような生き物は基本的に好きです。
 そして、昨年のメダカ、ハマってしまいました。誕生の日からチロチロと泳ぎ回る子たちの可愛いこと。いろんな熱帯魚のように機械など設置する必要もなく、金魚鉢に水草を入れるだけでOK。八月に始めた「メダカ増殖作戦」は十一月に、その年の大きくなったメダカたちを瓶に放って終了しました。

もはや、私の趣味

 実は昨年メダカが落ちた(お亡くなりになることを、そう言うらしい)のは、暑さのせいだけではなく、どうやら寿命を迎えた子が多い年まわりではなかったのかというお隣の診断がありました。同じ年に生まれた稚魚たちを頂いたので、まぁそういうことかもしれません。
 今年は、すでに瓶のメダカたちが抱卵しました。ちょっと増えすぎるのかもしれませんが、去年の面白さを忘れられず、今月半ばに思わず採卵してしまいました。ただ、気温がまだ低かったせいか、昨年のように次々と孵化する様子が見られませんでした。

孵るときは一気だった!

 油断していました。昨日、ほぼ一気に孵化。昨年は順々に孵化した針子(稚魚のこと)をちょっとずつ金魚鉢に移していたのですが、昨日除いた容器にうじゃうじゃいたので、もう一気に金魚鉢に移しました。
 少々、いやかなり慌てました。金魚鉢も「孵り始めたら出してこよう」くらいに思っていたのですが、急遽引っ張り出してきました。針子用の餌も購入しましたが、えっと、何で掬ってあげてたっけ?耳かきでも多いのに。結局「宮廷の諍い女」の剪秋方式で爪にちょっと掬っています。あれは鶴頂紅という毒ですが、餌は赤くはなく、私は剪秋ほど美しく長くお爪を伸ばしていないので、ミリです。いちいち洗面所で手を洗うという手間が地味に面倒なので、何か探そうとしています。油断していたので、全然準備が整っていません。

癒しが一つ増えた

 それでも、やはりチロチロと泳ぎ回る針子たちに、毎朝癒されています。もう少し大きくなってくると、模様もわかるようになってくるので、楽しみです。多肉植物に加えて、癒しが一つ増えました。昨日は多少、いやしっかりバタバタしましたが、今日から鑑賞できる日々が始まります。

今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。


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