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オオカミ少年のさくら詐欺

先日の花見の翌日はデイサービス。

その翌日、今度は城山公園で父と花見🌸

例年なら、城山公園は少し標高が高いので、市街地の桜が終わった頃に見頃になる。けれど今年は、ほぼ同時に咲いてしまった。

2日前に行ったばかりだし、どうしようか迷ったものの、やっぱり行くことにした。

毎年、桜の時期が来ると、父は来年も、桜を見られるのだろうかとぼんやりと思う。

これまで、脳梗塞だけでも4回。癌もしたし、今では、ちょっとした気温差で、すぐにヒートショックをおこして風呂場でひっくり返る。

耳も遠いし、注意力もかなり低下しているけれど、散歩には1人で出かける。

いつ、何があっても不思議ではないと、常に思っている。

けれど本当は、

父に限らず、私たちだって、明日、どうなっているかなんて、誰もわからない。

それでも私たちは、まるで明日が保証されているかのように、明日の予定をたて、数日後に友人と会う約束をし、来年の旅行の計画をたてる。

計画をたてているならいいけれど、なんなら、いつかやろう、いつか言おう、そう思いながら何もせずに過ごしていることも多い。

でも本当は、高齢の父も、私たちも、生きる確率は違わないのだろう。

父も、
私も、

来年もまた、
"オオカミ少年のさくら詐欺"
になるといいね😊

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