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お小夜と幸せ探しの伊豆旅行 #1

今回の旅のテーマはずばり、開運。
あまりにも不運続きなので過日四柱推命で運勢を鑑定してもらったのですが、その際にサービスで奇門(八門)遁甲による小旅行のプランを提案していただいたので、伊豆を巡ってきました。
パーソナルな目的であることや時勢を鑑みて、今回もおひとりさまです。ソロ充ですからね、ひとり旅もお手の物です。
まだGOTOが生きている時期ではありましたが(2020年12月中旬)、含むところがあり活用しませんでした。


1日目

行き先が吉方位になる時間に合わせて、昼頃品川駅を出発。
到着が16時頃の予定なので、そのまま宿へ向かいます。
新幹線に乗り40分程で熱海駅に到着。
都内と比べて伊豆は温暖なようで、着てきたロングカーデや大判ストールは駅に着いてすぐに脱いでしまいました。
日中はニット一枚でも十分な陽気です。

宿の送迎車は隣駅の来宮駅から出ているため、散策を兼ねて歩いて向かいます。
平日にもかかわらず観光客で賑わう商店街を抜け、緩やかに続く坂を上り切った先から見下ろすと、温泉街の湯けむりやその向こうできらめく相模湾が旅情を誘います。


宿に着き、ウェルカムドリンクとフィンガーフードでほっと一息。
この日宿泊したのは熱海風雅さん、高台にある保養所をリノベーションした和モダンなお宿です。夕食と朝食付きのお部屋お任せプランです。
今回泊まったお部屋からは見られませんでしたが、部屋によっては海が見られるそうです。
調度品もおしゃれで、快適に過ごすことができました。

一休みするつもりが思いの外疲れていたようで、さっき飲んだワインの酔いも回ってぐっすり眠ってしまい、危うく夕食を食べ逃すところでした。
夕食は伊豆の食材をふんだんに使った創作フレンチで、クオリティはそれなりですが、一番シンプルなコースでも十分に満足できました。


來宮神社でライトアップを行っていると聞き、ふらりと繰り出したものの、己の見通しの甘さに泣かされる羽目に。
夜の熱海は街灯もまばらで人通りがほとんどなく、道は思いのほかアップダウンがあり、都内の住宅地を歩くのとは勝手が違いました。素直にタクシーを呼べばよかった……

不安に押しつぶされそうになりながらも、なんとか來宮神社に到着。
夜にも関わらずちらほらと人影の見える境内は暖かな提灯の光で満たされ、大楠は木霊のような光に照らされ、まるで夢の世界のようです。
こういった催しがない限り夜の神社を訪れることはないので、なかなか新鮮な体験でした。

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宿に戻り、食後の散歩にはハードな宵のプチハイキングでかいた汗を温泉で流します。
さすがは名湯 熱海の湯。体に負担のかからない泉質で、疲労がゆるりと和らいでゆくのを感じます。
生まれては消える湯けむりをぼんやりと眺め、本当に運が開けるのだろうかと思いながら一日を終えました。

お小夜と幸せ探しの伊豆旅行 #2