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メンバーインタビュー│Ken Takebayashi

みなさん、こんにちは!NOMADOプロジェクトnote編集部の藤田です。

今回はいつもと少しテイストを変えて、NOMADOプロジェクトのチームメンバーを紹介するインタビューをお読みいただきたいと思います。

話を聞いたのは、プロジェクトマネジャーの竹林謙です。

ツナガル株式会社のボードメンバーでもある竹林。
NOMADOの立ち上げから現在に至るまでの話を深掘ります。

竹林 謙 (Ken Takebayashi)
大分県出身。東京の広告代理店で東日本大震災の復興事業などに携わった後、バックパックで世界一周の旅へ。
2016年、ツナガルにジョインし、福岡支社を立ち上げる。JNTOや東京都観光財団はじめ官公庁や自治体のコンサルティング業務に従事しインバウンドマーケティングを推進するほか、大分県のサイクルルート「仁王輪道」の整備やプロサイクルチーム「スパークルおおいた」のプロデュースなど、九州のローカルに根差した体験コンテンツの創出を手がける。


グローバルとローカルで人と人をつなげる

― ツナガルでこれまで手掛けてきた仕事を教えてください。
ツナガルはその社名の通り、人と人をグローバルとローカルの領域でつなげる活動をしています。
グローバルの分野では、多国籍なメンバーと一緒に、日本の魅力を海外に伝えるための情報発信や体験編集をしています。
一方、自治体や官公庁、観光地などがクライアントとなり、「地域編集」をキーワードに、その地域らしさを生かしたコンテンツをプロデュースするのがローカルな活動です。その中で、大分県のサイクルルート「仁王輪道」の整備やプロサイクルチーム「スパークルおおいた」のプロデュース、離島の魅力発信事業などを手掛けてきました。

竹林自身(左から2番目)も生粋のサイクリング好き

― それぞれの地域に根差したコンテンツの創出を得意とするのがツナガルですね。
学生時代、東京の大学に進学し、有名企業に入ることが人生のゴールだと思っていたし、東京で暮らすことに一定の価値があると思っていました。
しかし仕事で地方に通い、多様で豊かな暮らしぶりをみるうちに、学歴や車、家といった持ち物など価値基準を自分の外の世界に置くことに違和感を感じるようになったんです。
都市と大自然の間にある里山の風景が好きで、古来からの生活を思い起こさせる景色の中に暮らしの価値とヒントがあると感じています。この魅力を国内外の人に知ってもらう仕事をしています。

「旅の価値」をテクノロジーで再現する

― NOMADOプロジェクトを始めるまでの経緯は何だったのでしょうか?
ツナガルは旅好きのメンバーが集まる旅人集団です。
自分自身も旅を通じ巡り合った偶発的な出会いに自分のアイデンティティがつくられていると感じています。
コロナ禍で旅ができなくなった時、旅の価値であるインパクトのある「非日常体験」をどうやってテクノロジーで再現できるかを真剣に考えたのが、NOMADOプロジェクトが始まったきっかけです。
当初は、ドアをくぐると景色や言葉、においが変わる「どこでもドア」や、飲んだら異世界を感じる危ない薬なども考えていました(笑)
最終的には「世界に新たな窓を開ける」というコンセプトで、今のNOMADOが誕生しました。

― このチームの特徴を教えてください。
チーム運営というのは、目的に向かって全員のスキルを足し算で積んでいくのが従来型だと思います。
しかしこのチームは、それぞれが持つ専門領域を掛け算しながら、プロジェクトのフェーズごとにアメーバ状に形を変えています。知性と創造力、それに実行力を備えた筋肉質なチームです。
プロジェクトマネジャーとしてチームのマネジメントをする中で、未知の世界を楽しむことのできる人間で良かったと感じています。ときにメンバーにストレスを与えてでもハードルを越えなければならない場合があります。旅人としての経験も然りですが、大きな企業や団体と仕事をする中で、ネゴシエーション力や傾聴力を身に着けたたま物です。

― NOMADOプロジェクトの中で、一番のやりがいを感じる時はいつですか?
このプロジェクトを通じて、参加者の皆さんが考え方の多面性を見つけたり、興味関心の幅が広がったりする瞬間です。
3月にフランス・ノルマンディー地方と大分県をつないで実証実験を行いました。私たちとの体験で、問題児と呼ばれていた学生が日本に興味を持ち熱心に質問をしていたり、先生たちが涙ながらに喜びを語ったり、保護者が私たちに感謝を伝えてくれたり。
感動体験を作れている!という感覚を強く持ちました。まさに旅で体験するような深いアイデンティティシフトをもたらせている実感があって、NOMADOプロジェクトが目指す「旅の価値を提供する」ということを実現できています。

フランスの現地チームと竹林(中央)

コミュニティ同士がつながる橋渡し役に

― NOMADOプロジェクトがツナガルの中で、社会の中でどんな存在になっていくと思いますか?
ツナガルは今、新しいつながりをデザインする会社へと生まれ変わろうとしています。これを先導するのがNOMADOプロジェクトです。このプロジェクトの基盤となっている「関係デザイン」の理論によるサービスプロデュースを通じて社会のつながりをデザインすること、そしてそのつながりを強固にすること。これを実行する会社であることによって、コミュニティとコミュニティがつながれるような社会のエンジン役になることを目指します。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。わたしたちの活動に興味を持っていただいた方とコラボレーターとして活動していきたいと思っています。お気軽にご連絡ください!


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