嘘の自分。

「悩みなんてないやろ?」「人生楽しそう」

普段一緒に遊んだりする友達や職場の人たちに常に言われる言葉です。

いいことじゃん!って思われがちな言葉ですが私にとっては重い言葉の1つです。

「なんでそんな毎日笑顔なん」と言われたこともあります。「え?わからん楽しいから?(笑)」そう答えてます。本当の理由を答えたら周りの空気が重くなる、気を使わせる、そうなるのが嫌だから"嘘"をつきます。

私は家族のことで誰にも言い出せない大きな悩みがあります。けど、家庭のことだし友達に気を遣わせるのも違うと思ってなかなか口に出せず吐き出し方も分からなくなっていました。

なかなか自分の悩みが言えなくなると、この悩みを消そうと心の中の私は毎朝格闘します。

あさが来た、今日も一日が始まる、ベットから起き上がってから大きな深呼吸をして…

"私の悩みは悩みじゃない、もっと大きな悩みがある人だっているし苦しんでる人もいる、私の悩みはちっぽけだしこんなの悩みのうちに入らない。笑顔でいればなんとかなる!!"

そう自分に言い聞かせて、私は私に嘘をついてから一日を始めます。常に笑顔で、笑ってればなんとかなる、もちろん家族の前でも常に笑って……偽りの自分を作って、これを中学1年生の頃からずっと続けてました

ある日友達に「悩みあるなら言ってや?相談乗るからね?」

初めて相談乗るよと言われて、凄く嬉しくて押し殺したはずの悩みが胸元まで出てきた時、

「まああんたの事やしお腹すいたとかそういう悩みしかないやろ笑笑」

その言葉でいっきに悩みを奥底の扉にしまいました。

結局「今日めっちゃ眠いんやってね〜ハハハ〜」ってまた嘘をつく。

私は家族にも友達にも会社の人にも本当の姿を見せられない、笑ってても福が来る訳でもない、

でも、私が私でいられるところが1つそれは、音楽を聴いてる時です。平常心で何も考えずに頭に入ってくるのは音だけ、その状態で寝る前に音楽を聴く、その時に入ってくる歌詞は物凄く響きます、その日聞いたのはさくらしめじの"同じ雲の下"たまたまオススメに出てきて再生した曲。

本当の気持ちだけいつも押し殺す帰り道自分騙すの嫌になったいつもなら口ごもるけれどすぐ隣に君がいる同じ雲見上げて話したいな実はね…

この歌詞にものすごく打たれました、歌っている人の声、気持ち、全てが私の心に語りかけるように言葉となって入ってきました。毎日毎日自分に嘘ついて偽りの姿で生活してる、いざ悩みを言おうとしても口ごもる、、あれ、泣いてる、、、その曲を聴き終わったあと私は泣いていました。

数日後、友達と話してたとき、ふとあの日聴いた曲が蘇ってきて、今なら言えるかもしれない…という気持ちになり、

「私も聞いて欲しいことあるんやけど……」

「そんな悩み持っとったなんて知らんかった、教えてくれてありがとう、適切な答えは出してあげれんけど、その事を聞くことならいくらでも出来るからまた吐きたくなったら電話して!絶対!」

気づいたら友達も私も泣きながら話してました、てっきり突き放される答えが帰ってくると思い込んでたのが包み込むような返答に安堵の涙が止まらなかったです。確実に私はその子の言葉で救われたし、何よりも言う勇気をくれたこの曲に感謝をしたいです。

後日調べたらさくらしめじは高校三年生、、、、、、歳下のことに驚きました……そして歌詞を書いた人、阿部広太郎さん、なんとさくらしめじさんに何曲か歌詞を書いてたので聞いてみました、全部良すぎて塞がった口が開かなかったです、、噛み締めてました。

私はこの曲に出会わなければ今でもずっと自分に嘘をつき続けて苦しい状況に自分を追い込んでいたと思います。関わってる友達みんなに悩みが言えるわけではありませんが、1人でもそういう子がいてくれて、できて、とても人生観が変わりました。自分にも嘘をつかずまっさらに生きていこうと思います!

ここまで読んでくださった方いましたらありがとうございます!まとまらない文ですみません!

勇気をくれたさくらしめじさん歌詞を書いた阿部さんありがとうございます。

#君のことばに救われた

#さくらしめじ

#同じ雲の下

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?