Pin Up(画像生成AIプロンプト想定外挙動メモ)

今回の記事は、画像生成AIのデバッグ作業のような内容です。
画像生成AIのプロンプトに、「Pin Up」が入っていると、物凄い頻度でブロックされるので、なぜか?と思って調べてみた。
自分は、画像生成AIで、「絵のタッチ」を「レトロ風のアメリカポスター」のようにしたかったので、「Pin Up」と入れると、物凄い頻度でブロックされるのだが、ブロックの原因となっているプロンプトの単語がずっとわからず、ようやく、「Pin Up」と入れると、物凄い頻度でブロックされるとわかった。

この「Pin Up」という単語の言語学的な背景がもの凄くややこしい背景があって、先に箇条書きで書くと、

・デジタル時代に入って、SNSやインスタグラムなどが主流になった現在、アナログ時代の「Pin Up」という単語が現在、ほぼ「死語」になっている。

・「死語」になっているわけなので、「Pin Up」というプロンプトで稀にブロックされずに安全に出る画像のほとんどは、「1980年代以前とかの古い時代のレトロ風画像」に、このプロンプトが含まれているとなりやすい傾向がある。
特に、「Pin Up(ピンナップ写真)」が流行っていた時代には、髪型、服装とかが現代とは大幅に違うレトロ風デザインなので注意が必要になる
し、また、「レトロ風デザイン」にしたいのであれば、そうなりやすいプロンプトではあるが、もの凄い頻度で、ブロックされる。
画像生成AIメーカーは、「ブロックされるプロンプト」を高頻度で使うユーザーは、使用制限や、アカウントBANされるなどの制限が厳しい為に、現状では、「Pin Up」というプロンプトを入れるべきではない。

・「レトロ風のアメリカポスター」というのは、実際には、「ピンナップガール(pin-up girl)」というようで、セミヌード位の雰囲気になっているポスターの事のようです。
「Pin Up(ピンナップ写真)」とかの意味は、ただ単に、「画鋲のピンで留めた写真」の事なのですが、ほとんどの場合、ヌード写真や、アイドルなどの性的にきわどい写真で販売するスタイルのようです。
それで、「Pin Up」が入っていると、物凄い頻度でブロックされる。
といっても、1980年代以前とかの古い時代は、部分的には、現代より性的におおらかではあったものの、「ビキニ水着は着ない」というか、「ビキニ水着が存在していない」とかで、セミヌードも、かなり肌を隠す感じなものが多かった。
現在、画像生成AIのブロック基準で、「Pin Up」という単語で、ブロックする必要があるのか?かなり疑問に感じる基準で、もし、「Pin Up」というプロンプトを、「画風」として選べると、「レトロ風のアメリカポスター」とかのタッチが選べるようになるなど、かなり画風の選択肢が増える事になる。
画像生成AIの動作や、ブロック基準を、きちんと見直すと、もっと画風の選択肢が増えるなど使い勝手がよくなると思われる。

辞典学者の自分から見た場合には、辞典の単語としての「Pin Up」の意味は、ただ単に、「画鋲のピンで留めた写真やポスター」という意味なだけなので、この単語で、ブロックする構造は、本来は挙動としておかしい。
ただ、「Pin Up(ピンナップ写真)」は、場合によっては、「家族や恋人の写真などのプライバシーに関わりやすい写真を、コルクボードなどに画鋲で留めるような文化が、昭和時代とかにはあった」ので、そちらの点から、ブロックされるのであれば、正しい挙動である。

(画像生成AI想定外挙動メモ)
「Pin Up(ピンナップ写真)」というのは、アナログの写真を画鋲で、壁やコルクボードに留めて使うものなので、「スマートフォンやデジタルが主流の現代では、ほぼ死語のようになってしまった」
ですから、画像生成AIのプロンプトに、「Pin Up」が入っているだけで、ほぼ必ず、
・『「Pin Up(ピンナップ写真)」というのが、アナログフィルム時代にしかないので、構図、ファッション、髪型などが、1980年代以前とかの古めかしい感じになる』
という、独特のタッチを獲得できるプロンプトのようです。
これは、本来の単語自体の意味の、「Pin Up(ピンナップ写真)」自体とは無関係の画像生成AIの挙動なので、「画像生成AI想定外挙動メモ」としてデータベースに記録する事にした。

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