見出し画像

仲居もたまには「もてなされたい」⑦〜ryugon〜(新潟県 南魚沼市)

新潟県南魚沼市、越後湯沢駅前の「HATAGO井仙」が2018年から経営を引き継いだお宿。

HATAGO井仙の井口社長が「雪国観光圏」を始めとした新潟の観光に寄与する活動を精力的に行っていることは以前から知っていましたが、
2019年放送の「カンブリア宮殿」にてryugonの存在を知り、いつか泊まりたいと思っていて、ようやく2022年の春に赴くことができました。

ちょうど「越後妻有 大地の芸術祭」の会期中であり、午前中は作品を鑑賞しつつチェックイン時間に南魚沼を目指しました。

イリヤ&エミリア・カバコフ「棚田」
越後妻有里山現代美術館MonET

Ryugonは1500坪の敷地の中に200年前の豪農や庄屋の館を移築してきた建物で作られています。中は過ごしやすいようにリフォームが施されており、歴史は感じさせつつ新築のような雰囲気が漂います。

コーヒー等がいただけるラウンジの一部

私が今回宿泊したのは安価なClassicのBタイプ
和室ながら寝具も良く、広縁にある窓に面したデスクが居心地よく気に入りました。

常設のベッドのような布団
広縁のデスク 読書も良し、パソコンも良し
タブレットとケトルも完備、名物の笹団子もあります


チェックイン後は早速温泉。
大浴場は土蔵造りの広々とした内湯と庭を眺められる露天風呂。
泉質はナトリウム塩化物泉です。
ryugonの中でも特に歴史を感じる空間であり、他の旅館ではあまり見られない大浴場です。

入口の印象とは裏腹に中は広々


温泉のあとは夕食まで広いラウンジで過ごします。

コーヒーやお菓子、時間帯によってアルコールも
中庭を眺められるスペースも
プライベート感あるソファ席
もちろん和のスペースも
バーコーナーもあります
色々な過ごした方ができそうです

ラウンジ内は様々なタイプのスペースがあるので、その時の気分で過ごし方を変えられます。

窓際のソファ席でコーヒーを飲み、
カウンターでパソコン作業、
広縁で瞑想してみたり。

様々な目的の滞在に応えられるラウンジです。


そして待ちに待った夕食、雪国ガストロノミー。広々としたダイニングでいただきます。



お料理は新潟らしい山の幸と海の幸のオンパレードです。
器もあまり見たことがない種類が多く目でも楽しめます。
極め付けは新潟産コシヒカリの中でも特に美味しいとされる魚沼産の中でもさらに美味しい塩沢地区産の米。
「御食事」といえば最後の締めのイメージですが、ここではメインと並ぶご馳走です。

また、私はあまりアルコールを飲まないのですが、米どころとして日本酒も楽しめそうです。

そして翌日の朝食、盛りだくさんで朝からお腹いっぱいです。

料理は和食ベースですが、朝食後はラウンジでパンと焼き菓子もいただけます。


今回、私は館内でのんびりすることを目的としていたため参加しなかったのですが、
アクティビティが多数あり、1泊だけでなく2泊、3泊しても飽きないくらいの過ごし方の選択肢があります。

どうやら過ごし方の相談にも乗ってくださるようなので、もし泊まってみようと思ってくださった方は事前に問い合わせると良いかもしれませんね。

全体的に客室数32室とは思えないほどパブリックスペースが充実したお宿で、
観光はもちろんワーケーションでも楽しめそうです。

この記事が参加している募集

泊まってよかった宿

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?