釣りって、学べる。

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最近の記事

ソラックス・ダン

1. スレッドでシャンク全体を下巻きする。きれいなボディを作るためにも下巻きは手を抜かずにしっかりやろう! 2 下巻きの巻き終わりに、まっすぐなリアルテールを2本巻き留めテイルとする。長さはシャンクと同じくらい 3 ウイングとなるマラードの下ごしらえ。ストーク部は張りがあるので、先端部をカットして使う 4 スレッドをシャンクのほぼ中央に戻し、カットしたマラードの先端を巻き留める。この時点で長さを決めてしまう 5 ウイングを垂直に起こす。そして、倒れてしまわないように、

    • CDCスペント

      CDCスペント CDCの量が大切。 少なければ少ないほど釣れる可能性は高くなる フック:TMC902 #18~24 スレッド:TMCウルトラファインスレッド06ダークブラウン ウイング:CDC 各色 【スレッドを巻く1】 シャンク全体をスレッドで巻きます。 【スレッドを巻く2】シャンク中央よりやや前の部分まで巻き戻ってきます。スレッド自体がボディーになるので、あくまでもていねいに巻きましょう。 【CDCを巻き留める】CDCをまとめるとき、粉状のフロータントといっしょにま

      • エルクヘアカディス

        略称“EHC"。 ドライに限らず他の全てのジャンルの、あらゆるパターンの中で使用頻度ナンバーワンのパターンだと思います。 すなわち、最もポピュラーで、ほとんどの方が、このパターンで最低でも一匹は釣っていることでしょう。 「フライフィッシングの底辺拡大に寄与した大功労者」と形容し、同時に高く評価していますが、このアソビ特有の“高すぎる敷居”をグッと低くしてくれたことは間違いありません。 この“パターン”ならではの特徴をあげて下さいといわれれば、機能面を中心に20ほど羅列

        • ミッジピューパ

          ミッジピューパ タイイング時間を減らすためにインジケーターはあと付け。ボディーはモノスレッドの各色を使用する。ソラックス部分では、スレッドを油性ペンで黒く塗り、コブを作る。そして最後にインジケーターを付けて完成だ 【オリジナルマテリアル】 フック:TMC248818~#24 スレッド:TMCモノスレッドS 04ブラッドレッド インジケーター:CDC各色 *準備するもの:油性ペン、パウダー状のフロータント 【スレッドを巻く】下巻きとなるスレッドを巻く 【スレッドを巻く2

          ハックルミッジ

          【オリジナルマテリアル】 フック:TMC902 BL#18~24 スレッド:ウルトラファインスレッド06ダークブラウン ハックル:この場合はグリズリーだが、そのほかのカラー、ヘンハックルなど、手持ちのハックルをいろいろ試してみてもよい。 【動画内でのマテリアル】 フック:TMC100#18 スレッド:ウルトラファインスレッド06ダークブラウン ハックル 日頃じっくりと時間を掛けることが難しい。そんな人も少なくないはず。 ならば1本巻くのに3分とかからないフライがあってよい

          フライフィッシングジャーナル創刊号 フライタイイング前線より

          Thorax Dun ソラックス・ダン ●マテリアル フック:マスタッド94833 ウィング: ターキー・ボディ・フェザーまたはヘン・ハックル・ティップ テール:ハックル・ファイバー ボディ:フライライト(ポリー) ハックル: ネック・ハックル ソラックス: ボディと同じ <ドレッシング> 1.ターキーのボディ・フェザーまたはヘンハックル・ティップを二枚合わせにして、シャンクの三分の一のところにたてる。 2. フック・ベンドのところにボディと同じダビング材で小さなだんご

          フライフィッシングジャーナル創刊号 フライタイイング前線より

          エルクヘア・カディス

          これから伝統になりゆく 最もポピュラーなカディス・パターン イギリスからアメリカに渡ったタイイングの技術は、そこで独自の発展を遂げる。その当時、フライの多くは、カゲロウを模したパターンであった。タイイングの歴史のなかで、カディスの研究は長いことおざなりにされていたのだ。このエルクヘア・カディスが考案されたのも、フライがアメリカに渡 った9世紀後半から、半世紀以上たった1957年。アル・トロスによって考案された。驚いたことに、このフライの原型は、ニンフの土台づくりにひと役買っ

          エルクヘア・カディス

          フェザントテイル・ニンフ

          【フェザントテイル・ニンフ】 ニンフ・フィッシングを提唱した歴史に残るフライパターン ドライで釣ることが美学とされてきた、イギリスにおけるフライフィッシングの歴史。そこへ、20世紀の半ばに、魚の捕食率の高いニンフで釣ることを提唱したスキューズという人物が現れる。初めてニンフに着目した彼の功績はたたえるべきものだが、残念なことに、スキューズが考案したフライは、機能的にはニンフではなく、イマージャーと呼ぶベきものであった。 そこで登場したのがフランク・ソーヤーだ。彼こそが、この

          フェザントテイル・ニンフ

          メイフライ・ニンフ(フタオ)

          スレた魚を相手に細いティペットで使用すべしこのニンフはスイマータイプと呼ばれるフタオカゲロウの仲間をイミテートしたものだ。コカゲロウなどもスイマータイプに含まれ、それらを模したパターンとして「フェザントテイルニンフ」が有名だ。 「ニンフは沈みながらフワ~っと流されるのが理想だよね。ストン、と沈んでしまうのはよくない」だから、ソラックス部にはダビング材を使い、なおかつしっかりとダビング材をピックアウトして虫らし さを表現するとともに、水の抵抗を受けやすくしている。 [参考:フ

          メイフライ・ニンフ(フタオ)

          メイフライ・ニンフ(ヒラタ)

          扁平なボディとていねいに引き出されたファーこれぞまさしくヒラタニンフ 流れの比較的ゆるい川底をはい回る、平べったいボディをしたクリンガータイプのヒラタカゲロウのニンフをイミテートしている。その扁平なボディを再現するために、下地となるウエイトは巻いたあとにペンチで平たく潰している。またさらに、ダビングしたボディ材をボディの両サイドからていねいにピックアウトし、さらにヒラタカゲロウのニンフらしさを増している。 [引用:フライロッダーズ2003 3月号 別冊付録P50]

          メイフライ・ニンフ(ヒラタ)

          ヘアズイヤー・ニンフ

          現代風のアレンジも多彩なメイ・ニンフ・パターンフライボックスにすっかり定着した、おなじみのメイフライ・ニンフを紹介しよう。 原型は、9世紀初頭のイギリスで誕生した、ウイング付きのウエットフライ。その当時から、モシャモシャのボディと、ノーレッグのシルエの ットをもっていた。ニンフがアメリカに渡ったのは20世紀に入ってからのこと。現在のようなスタイルは、アメリカで完成したとされているが、残念なことに、考案者ははっきりとしていない。 使い方は、ニンフの基本中の基本、しっかり沈めてナ

          ヘアズイヤー・ニンフ

          フラッタリング・カディス

          カディスといえば、エルクヘア・カディスがあまりにも有名だが、その原型ともいうべきものが、このフラッタリング・カディス。もっとも、フラッタリング・カディスと聞いてほとんどの人が思い浮かべるのは、ウイングにエルクヘアを使ったパターンだろう。 ここで紹介するフラッタリング・カディスは、フロントハックルとダウンウイングにハックルを使ったシンプルな作りで、一見するとかなり古いフライパターンと感じるもの。 しかし、その誕生は意外に新しく、今回紹介したメイフライのトラディショナル・パターン

          フラッタリング・カディス

          グレーフォックス・バリアント

          https://youtu.be/WSaA98cIFWk 長めのハックルが巻かれた姿を見がると、現代の洗練されたフライを見 慣れた目には、少し古めかしい印象をもってしまうのが、グレーフォッ がクス・バリアントだ。キャッツキル・パターンと呼ばれるフライのなかに、グレーフォックス(P.ジェニングス作)というフライがあり、これはそ のバリエーションとして考案された。作者はジェニングスの弟子ともいえ るアート・フリックだ。ハックルのストークを使ったボディは、虫の腹部の節をリアルに、

          グレーフォックス・バリアント

          エルクヘアカディス

          アメリカのドライフライ。和訳:エルクの毛のトビケラ。アメリカ、モンタナ州ディロンに住むアル・トロス作のトビケラ成虫のイミテーション・パターン。制作年は1957年ごろ。よく釣れる、視野性が良い、耐久性が高い、巻きやすい、マテリアルが入手しやすい、などの条件が揃った名鉤で、現在では世界中で使われている。また、トビケラがハッチしていなくてもこのフライが有効なことは誰もが認めるところだろう。そのシルエットはさまざまな虫をカバーしているので応用範囲が広く、パイロット・フライとしても有効

          エルクヘアカディス