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【ただの日記】2024年2月3日㈯

早くも旧正月(本番は2月10日)気分で香港中の町が浮かれている。旧正月に長期の休みを取り、海外旅行に行ったり、香港でしっぽり過ごしたりと皆いろいろだが、とにかく今が年末の本番なのだ。

中華圏全体か、香港だけなのか不明だが、ここ香港には利是(ライシー)といって、日本でいう「お年玉」をあげる文化がある。

この利是(ライシー)、英名をred pocketというのだが、その名の通り、専用の赤い封に新札を入れるのだ。
専用の袋があって、わざわざ新札に換えておいて、それを新年に差し上げるというところまでは日本と変わらない。うん、わかるわかる。

↓各企業が毎年とっておきの利是封(ライシ―フォン)を作る


つぎに、金額についてだが、
だいたい、以下いずれかが、一枚ペロッと入っている。
20ドル札(約360円)・50ドル札(約900円)・100ドル札(約1800円)
つまり、日本のお年玉より、格段に少額で成立するのだ。

そして、
対象者はだれか、ここが香港のお年玉のおもしろいポイントであって、
・子供(親戚の子・友達の子)
・独身者(何歳であろうと未婚の人が対象)
・マンションの警備員さん
私の知る限り、こんな感じだ。あと、香港人に確認すると、
・よくいくレストランのスタッフさん
にあげることもあるよ。ということだった。

これ、日本の感覚からすると驚くのだが、
独身者にあげる、ということはだ、
自分が既婚25歳で35歳で独身の友達がいたら、その友達には利是(ライシー)をあげるんだそうだ。

「だから私は一生結婚しないんだ!」と鼻息荒く話して笑っている香港人の話を聞くことがある。

さて、私もそろそろ、利是(ライシー)の準備をしなければ。配り歩くほどの人脈も人間関係もないので、毎年拍子抜けしている間抜けな日本人なのである。


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