見出し画像

「ライター」を、やめました。

お久しぶりです。ツルカワです。ほんとにお久しぶりですね。

今日は極めて個人的なツルカワからのお知らせです。
実はね、ツルカワ、長らくライターを名乗っていたんですけど、やめることにしました。

思えば、20代からはじめたライターという仕事。
休み休みの時期もありましたが、長らくこの肩書きで生きてきました。
この仕事があったからこそ、波乱の30代序盤の離婚騒動も乗越えられたし、ハンドメイドのこと、ハンドメイドのリアルを書きたいと、ブログ、noteを設立して、本当にたくさんの方とのご縁も得ましたし、その活動が基盤となって、ギャラリー経営にも手を出すことになったんですよね。そうそう、ハンドメイドライターとして雑誌にエッセイも連載しましたね。

思い返せばもう思い出せないことの方が多いんじゃないかと思うほど、この仕事にはお世話になりました。
そしてプライドと愛着がありました。

それを「やめる」っていうのは「どうしたの?」ってお思いになるでしょうけど。
簡単に言えば、細々と属してたライター事務所との契約がこの春で切れるからです。
それも切りたかったわけではないのですが、まあ、簡単に言えば、仕事の単価の折り合いがつかなかった。

それだけです。でも、それがすべてです。

そして、このさき、フリーライターとして生きていくのは難しいだろうな、という諦観からです。

昔から文を書くのだけがとりえ、みたいな人間でした。ツルカワは。
なのでそこにしがみついてなんとか生き延びてきたわけですが、このさい、仕事としてのそれからは、きっぱりお別れする時期なのかな。

そんなことを考えました。

もちろん、求められればまたライターとして仕事をすることはあるでしょうが、このご時世、なかなかそういうニーズは無いんじゃないかな。
そんな気持ちでいます。

幸いなのかどうかわかりませんけど、ご存じの方もいらっしゃると存じますが、ツルカワはコロナ禍以降、仕事がどーにもこーにもいかなくなった渇きを癒やすため、ちょっとハンドメイドの世界から間を置き、小説を書き始めました。
そしてなんだかなんだと、いまも書いてます。
(昨年は短編の賞でささやかながら大賞を取って、雑誌掲載されたりもしてました)

そんな今です。
いろいろと変わりました。ツルカワも。周囲も。
だから、文を書くのは、趣味として小説を書いていけばよくて、仕事として書くのはもう十分なのかも知れない。
だから、ここで一旦(またはずっと)ライターを名乗るのはやめていいかな。

あとは趣味の物書き、そして「ちいさな雑貨ギャラリープラムツリーの店主ツルカワ」として生きていけばいいか。そう思うことにしました。

いままで皆さんには「ライターのツルカワさん」と覚えて頂くことも多かったのでこうして、ちゃんと、お伝えさせて頂きました。でも、その肩書きが取れるだけで、プラムツリーはやっていきますし、ブログのほうはシンプルに「ギャラリーのブログ」として続けていきますので、どうぞこの後も、かわらずお付き合いただければうれしいです。

いままでのすべての出逢いに、感謝申し上げます。

このnoteの方は、思いついたときに、自由に書いていきます。正直、余りビジョンがありませんが、ギャラリーのことや、思ったことを書いていこうかと。

そうそう、ギャラリーについては、この春はこんなイベントをやります。
「プラムツリーBOOKフェア」

プラムツリー初の試み。文芸同人誌を取り扱います。
ついでにいうと、ツルカワの本も取り扱います。
(小説活動名は「つるよしの」、サークル名は「コズミックスタア」という名で、文学フリマに昨年から出ております)

処女作のファンタジー小説である『誰がために花は咲く』という作品を、このフェアにあわせて只今絶賛印刷中でございます。画像はそのゲラね。

印刷所入稿前に自宅でプリントして出来を確認中。

コロナ禍で心が一時錆び付いてしまいましたが、心機一転、いろんなことをまたやってみたいと思っているので、どうぞよろしくお願いいたします。

勿論、金曜日の雑貨店営業やハンドメイドの企画展も続けていきますよ!
これからも「表現」をとりあつかっていきます。

いろいろがんばって日々の濁流の中生きてます。その流れの只中で、ときに手を伸ばし摑まり、一息つける川辺の石にあなたがなってくれたら、これ以上嬉しいことはございません。