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賽の河原(さいのかわら)

ランニング中に賽の河原を見つけた。
ハドソン川は三途の川であったか。

マンハッタン島の西側を流れるハドソン川から望むGWB

賽の河原で石を積むのは親より早く亡くなった子供。積み上げた石は獄卒が何度も崩してしまうが、100日目に地蔵菩薩が現れてその魂を救うとされている。

何故子供が鬼に責め立てられているかというと親を悲しませた罪だと。これは裏を返せば親は子を亡くした悲しみから立ち直らなければ子はいつまでも救われないとも言える。いつかは悲しみを振り切らなければいけない。そこから死後100日目の法要は卒哭忌、つまり哭く事を卒業する日とされている。

京都に西院という地名があるがこれは古くは「さい」と読まれていた様だ(四条大宮〜嵐山を結ぶ嵐電にある駅では今でも「さい」と読ませる)。ここにある西院春日神社、少し離れるが化野念仏寺にはその名も「西院(さい)の河原」がありそこでは今でも石が積まれている。

京都には京極という地名があるが、これは京都の果てという意味で特に西院のあたり、西京極付近は当時は人が住む場所ではないと思われていた様だ。またそこには佐井川という川が流れそこには多くの捨て子が置き去りにされたり、子供の亡骸が遺棄されるなど、凄惨な状態であったという。

その凄惨な状況を見て空也上人が編み出したのが「これはこの世の事ならず」で始まる「西院河原地蔵和讃」である。

西院河原地蔵和讃(さいのかわらじぞうわさん)

…そういえばハドソン川はマンハッタンの西の果てに流れているなあ

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