壁を目の前にして「ここは自分のいる場所じゃない」と言わない
息子と息子の夢を追っています。
サッカー選手の夢。
小学校の高学年にもさしかかり、外のチーム、上の上の世界へ、プロサッカークラブのジュニアの公開練習に参加したりしています。
クラスでも一番足が速く、地元のFCでもレギュラーの息子がみそっかす状態になる。
見ていてやりきれなかった。
ふと、自分の昔を思い出した。
タレント業や音楽を志して生きていると、ふと巡り会うチャンス。
大きな仕事。普段はテレビやスクリーンでしか見られない人と仕事をすると萎縮する自分がいた。
実際にそんな人達と共演したときは、素直にこう思った。
ヤバイ
圧倒的な力の差、存在感に常にやり込められていた気がする。
そして、こう思った。
自分のいる場所はここじゃない
誰が聞いても言い訳にしか聞こえないセリフ
本心は大きな壁を越える勇気がなかったのに、自分自身をだましていた。
なんかやりたかったことと違うかも。
違う。
結局、自分の力を信じることが出来なかったことが、将来の自分につながってあのときに巡り会えたチャンスを無下にしてしまったんだ。
ターニングポイント
自分もそこそこやるじゃないかと、自分で自分の力を信じられるようになり始めたのは30も過ぎた頃だった。
子どもを育てて2,3年経った頃
この子には自分が必要だという愛情と責任が自分への自信にもつながったのだと思う。
僕の場合はそこがきっかけだった。
でも、欲を言えば、10代、20代の頃、もう少し、上の世界にかぶりつくくらいの勇気があれば、と思うことがある。
お前もそこそこやるじゃないか
と上の人から言われて、そういうひと言がターニングポイントになったんじゃないかと思う。
こう言ってくれる人とつながる前に、目の前の壁に恐れおののいて逃げたのだからターニングポイントだって当然、やってこなかったんだ。
息子の前に立つ高い壁に、共に夢を追う同志として、掛けられる言葉は、大丈夫、お前ならできる!これしかない。
あと、しいてもう一つ付け加えるとしたら
楽しみながら行こう
それだけだ。
ただ、息子の人生に自分の人生を重ねるだけの燃えかすのような生き方をするつもりはない。
昨日、僕の経営する会社に大手メディア局系列から相談の依頼が入った。
今までの自分だったら萎縮してしまったかもしれないビッグネームからの相談でも、今では、自分の力でクライエントさんの未来を変えてみせるとさえ思いながら仕事をしています。
正直、なんぼのもんじゃい!とさえ思う。
ビッグネームに萎縮せず、自分もそこの一員であるという認識を持って、混ざっていくことは成功への扉なのだと思います。
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