見出し画像

流派と津軽三味線

問)ご自身と同じ流派の先生、先輩方の演奏をどのくらい観ましたか?

横須賀 ヴェルニー公園でストリートライブもやっていました!

先日、神奈川県横須賀市へ、高橋竹童先生のライブを観に行きました。お申込みしたときはもう嬉しくて嬉しくて。

以前から、『演奏がすごい!』というお話を様々な方からお聞きしてまして、かなり期待に胸が高鳴っておりました。『すごい』って言葉がもうすごいですよね、どうすごいのか知りたくなります。そりゃもちろん、探しましたよ、ありとあらゆる手段でネットを検索しましたが、どれも丸一曲は聴くことができず。。。

今回はたまたま、会場の会員になっていた事もあり、前売りチケットも先行予約で先頭席をゲット!!三味線がよく見えるように下手側(三味線は右足に胴を置きますから、撥を振る手である舞台下手がベストポジジョンだと勝手に思っています。)をチョイス。最近はチケットの取り方も上手くなってきたんじゃ無いかと自画自賛しております。

しかも!!今回は大ファンである高橋哲子先生が唄、私の師である高橋竹春師匠が津軽手踊りでゲスト参加!!会場は近所!!見ない理由が見つかりません(笑

ふと『皆さんも、同じようにドキドキするものなのだろうか?』という感情が湧きました。私は順番があべこべで、高橋竹春師匠から三味線を習い初めて『竹山流』を知り、初代高橋竹山先生を知り、『竹山流』の方が全国で活躍されていることを(徐々に)知った訳なのですが、残念なことに初代高橋竹山先生に直接お会いすることは叶わないのです、今後そうならないように1人でも多くの先生、先輩方の音を耳にしたいし、身につけたいし、もっと深く知りたいと思ったのですが。はて、皆さんもやはり同じお気持ちなのか、単に楽器が好きで己を貫いていらっしゃるのか、疑問に思ったのです。

『私は残りの人生で、竹山流の先生、先輩方の唄や演奏をどのくらい聴くことができるのだろう?』と。もっと欲深く言えば、『他の流派、会派の方の生演奏をどのくらい聴くことができるのだろう?』と。

しっかり、サインをいただいてきました♪

見取り稽古は、『見盗り』稽古ですから、何かひとつ自分の糧になるように、一挙手一投足を逃さずじっくりみます。休憩を挟んで2部制になっておりましたが、あっという間に終わってしまいました。ちょっとでも余韻に浸りたくて最後まで帰るのを渋っておりました(笑)。時間って、なんて早いんだろう。。。今まで聞いてきた竹山流のどなたともまた異なる、竹童先生の津軽の解釈を浴びた気がいたしました。(ネタバレになるから詳しく書けないのがとても残念!!)

三味線はじめて2年と3ヶ月、年数を数えるのは野暮かもしれませんが、こんなに短期間に多くの先生、先輩方の演奏を生で拝見できる、お話を伺えるチャンスがあるということに心から感謝をしております。ご縁がなければ、見るチャンスすら無い訳ですから。人とのご縁を考えれば、宝くじ以上に強運なのかもしれません。そんなご縁を大切にしつつ、次の目標に向けて練習を重ねてみたいと思います。

次回、来年1月にまたライブがあるそうです。お時間がある方はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?