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みうらじゅんFES 【鑑賞録】

先日「みうらじゅんFES」に行った。
「みうらじゅん」といえば、私の中では仏像とゆるキャラのイメージしかなく、それ以外についてあまり詳しくなかった。
しかし、実際に膨大な“マイブーム”のコレクションを見て、それだけでないと知った。
むしろ、なぜもっと知ろうとしなかったのかと思うほどだった。そもそもタモリ倶楽部が好きなら、みうらじゅんも好きに決まっているのだ。

印象的だったことは、
まず、なんでもマイブームとしてカテゴライズできる視点がすごい。
特に「金プラ(金色で塗装されたのプラスチックのお土産)」と「カスハガ(カスみたいなハガキ)」が良いなと思った。ネーミングも最高。確かに、なぜお土産は金色塗装ばかりなんだろう。
誰も気付いてないけど実は面白いものにスポットライトを当てられるセンスが羨ましい。

そして、雑誌などの切り抜きで作られたスクラップブックが大量に展示されていたのだが、別の時代の写真同士の組み合わせなのに何故か時間の違いを感じさせずに調和していた。さらに組み合わせ次第で全く別の意味を持つから面白い。しかもデザイン的にもかっこいいし。
また、高校生の時に作ったエッセイ集の表紙のデザインもかっこよかった。

あと、エロスクラップにかける情熱がすごい笑。スクラップ制作について語るVTRも興味深いので必見。

以上、鑑賞録でした。
「蔦まみれ建築」に直接は関係ないトピックでしたが、今まで自分が蔦の研究のためにやってきたことと共通点があって書きたいと思い取り上げました。
特に、蔦まみれ建築の研究をする中で学んだ「どんなことも徹底的に突き詰め、その世界を作ってしまえば、面白さや魅力を引き出すことができる」ということを今回の展示で確信できました。自分もあそこまで極めていきたい…。

最後に1つだけ蔦に関係あることをあげるなら、今回の会場の最寄駅にある街頭に蔦らしき植物が彫ってありました。

それでは。