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滋賀県/近江上布

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近江上布に携わる職人さんたち
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記事一覧

大津プリンスホテル

びわ湖大津プリンスホテル のスカイフロアには近江上布がインテリアとして使われています。 写真は2018年10月に父と泊まった時に撮影した時のものです。部屋から180度見渡せる湖の景色に父はレンズを構え、私はひたすら室内の写真を撮ってました。 虹色の近江上布に大興奮! 大河ドラマは明智光秀。大津の坂本城址公園や西教寺など旅先に選ばれる時は、大津プリンスも良いかも? こちらのホテルは京都駅から荷物を運んでくれるというサービスがありまして、私と父は大きな荷物を預け、比叡山延暦寺を

伝統的工芸品 近江上布

有難うを伝えたい。 近江上布 @satoshi_terata さん♡ 私がインスタを始めたきっかけは滋賀県近江上布を見学に訪れたこと。その時ご案内して下さったのが、寺田さんです! 伝統的工芸品展WAZA2020で、寺田さんは搬入から搬出、接客までお1人で担当。 とても誠実で真面目で謙虚なお人柄。モノ作りに真摯に向き合う姿勢はインスタのこんな言葉で分かりますよ。 黙々と型彫り。 黙々と作業を… お着物姿がとってもカッコいい。普段は優しいパパさんです。2020年2月伝統

応援する職人さんの受賞

滋賀県近江上布の職人、山口礼子さん。家業の手伝いや子育ての合間に織り機と向かい合うため作業は深夜が多いそうです。 同じ子育てをする立場として、山口さんを尊敬しております。若手奨励賞のご受賞、おめでとうございます!!益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。 以下全文リポストとなります。 #Repost @05reko05 with @make_repost ・・・ まったく、自分ではいい写真を撮ってなくて どうしようもないんですが 2019年全国伝統的工芸品公募展 若手奨

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伝統的工芸品 近江上布

近江上布の生平は地機(じばた)で織ります。現在ほとんど見ることの出来ない希少な織り機。ヨコ糸には、手で繊維を細かく裂いて作った麻の糸を使います。 なぜ機械化せず、多くの手間と時間をかけるのか? それは動力のない時代、人々は自分の手で糸づくりをし、着物を織っていました。その技術を残したのが「近江上布」だからです。近江は室町時代から続く日本の代表的な麻織物の産地であり、17世紀に彦根藩の振興により発展。

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近江上布 産地訪問

子供が小学校へ入学したのを機に、自分の時間が出来ました。何かしたい、そう思った時出会ったのが#つたえ手 でした。 伝統工芸の魅力を発信する#つたえ手 としての活動は、滋賀県の伝統的工芸品である近江上布という麻織物の産地レポートから始まります。 手おりの里 金剛苑 http://www.kongouen.co.jp/ 5千坪の広い苑内には、近江上布(麻織物)、秦荘紬(絹織物)の資料を保存する織物資料館や染色工房があります。個人でも入苑料を払って見学体験が出来ます。麻の栽培、かいこの飼育見学もあります。 お会いしたのは、近江上布認定伝統工芸士(染色部門)西村善樹さん。染色工房を見学しました。デザイン→設計→染色→整経→唐巻→手織→仕上げ が主な工程ですが、ここでは機織り機にかける前までを行います。 1mmのずれも許さぬ伝統技「櫛押し捺染」に目を奪われましたが、西村さんはこうおっしゃいました。 「織物の心臓部は整経(せいけい)という作業。地味で目立たない工程だがすごく重要な工程だと教わりましたし、今もそのように思っています」 整経とはジグザグに、必要な糸の長さと本数を整経台の上で用意すること。すなわち織物の命である「アゼ」を確保する工程です。30本立てると40周弱、40本立てると30周弱。整経台の杭にかけ、間違えないようにひたすら歩きます。 絣(かすり)は染め方の種類ごとに番号がつき、それらの組み合わせで形が表れます。絣の番号ごとに糸の本数も決まっているので、その本数ごとに「経玉(へだま)」と呼ばれる糸玉にして次の工程へ渡します。 同行して下さった近江上布伝統産業会館染織職人の方曰く、 「整経台が六反も長さがあるというのは 珍しく他ではなかなか見られない」 ☆ここが伝統☆ 江戸時代に考案された「櫛押し捺染」という技法を使うこと。櫛の形をした道具に染料をつけ、押すようにして糸に染み込ませる。染め幅の違いによって細かい櫛や太い櫛を使い分け、色鮮やかな絣を生み出していく。 □現地コーディネート 近江上布伝統産業会館 様 https://asamama.com/

舞台裏で活躍する職人さん

近江上布(仕上部門)伊谷寿康 様舞台裏で活躍する職人、伊谷寿康さん。伊谷さんは、近江上布の産地訪問でお邪魔した伊徳織物整理工場の取締役であり、近江上布 仕上部門の伝統工芸士さんです😊 美しいキモノ(2019夏号)別冊付録ゆかたスタイルブック表紙は木村文乃 さん✨ 木村さんが着ているゆかた は伊谷さんの工場で加工された品。グリーンとレモン色の鮮やかな2色で表した雪花絞りのゆかた。 http://www.eonet.ne.jp/~itoku/ 創業昭和9年。工場の建物は昭

全国伝統的工芸品公募展

2019年1月9日 伝統工芸青山スクエア 175点の応募作品の中から入選作品が展示。応援する近江上布からは2点の作品が✨ご入選おめでとうございます! 向井純子様 NOLEN 近江上布の生平を多くの人の手に取ってもらえるよう、シンプルな生平に捩り織を入れ、涼感のあるのれんに仕上げました。直接壁にかけてタペストリーとして外国の方にもおすすめしたく「NOLEN」としました。 山口礼子様 だいだいおび 経糸 ラミー、紡績糸 緯糸 栃木産大麻、手績み糸 近江上布生平の技法を使い地

夏の装い

伝統工芸青山スクエア 「夏の装い 近江上布」 常盤貴子さんが家庭画報8月号(2019)でお召しになった近江上布、展示中! 会場の一角には滋賀から運んできた地機織り機を設置。山口礼子さんがコースターを注文に応じて織り上げていました。 山口さんは、全国伝統的工芸品公募展に入選された期待の若手職人さんです✨✨家業の手伝いや子育ての合間に織り機と向かい合うため作業は深夜が多い、と地元新聞の紹介記事を読んだことがあります。その時、胸がギュッと締め付けられる思いがしました。山口さんの