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京繍 職人さんインタビュー⑤

【京繍を次世代へ】

京都府の伝統的工芸品、京繍。伝統工芸士の安部敦子様にお話を伺いました。経済産業大臣指定伝統的工芸品 伝統工芸士・安部敦子様
インスタグラム  @atsuko.chitchi.19650113
ホームページ http://kyo-nui.com

👘母からよく言われていたのは千円の刺繍であっても、例えば十万円の刺繍であっても、買われる方にとっては逸品なわけなので、千円であっても十万円の刺繍であっても手を抜くことはしないで、と。時間をかけて丁寧に作るという事は心がけています。

つたえ手 一番大切にしていることですね、丁寧に、心を込めて。それが伝統でもあるのですか。

👘伝統って難しいですよね。文化の中に伝統があると思うのですが。伝統ってね、やはり過去のものだと思うんです。過去のものはこう自然に伝わってきたものですけれども、やっぱりその先人が作り上げてこられた技術であったり、技法であったりっていうのはやはり伝えないとこれからの後世の人たちには伝わって行かないし、やり方ももちろん分からないし、そういう風なので

私はやっぱり繋げていく中間点にいるのだと思っています。例えば伝統をそのまま引き継いで伝える。先ほども言ったようにやっぱり着物が売れなくなったりとか、そういう風なものも含めて変わっていかないといけないものだとも思います。やはり同じ土俵で競い合うんではなく、土を入れ替えて土俵作りを新たにしていくということ。変わっていかないとだめですよね。

そういう未来に、こう私なんかはそういう変化に参加したいと思う方なので変わっていく。そういう場に参加していきたいので頑張ってる。やっぱり頑張ろうかなと思うんです。

こちらのインタビューは音声でもお楽しみ頂けます🎧


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