こんにちは！新しい年度が始まる４月って、なんか清々しい気分になりますよね。どうも、末端社員（自称）のスエハタ ヤシロと申します。

自己紹介記事でも載せていますが、私は某IT企業の地方拠点にてデータアナリストやデータの利活用に関する仕事をしているなんちゃってエンジニアです。

ただ、私は根っからのバキバキ文系で、学校の授業といえば音楽、体育、英語などのほうが成績がよいタイプの人間でした。（自分でいうのもなんだけど、得意科目は勉強しなくても良い成績がとれるタイプ）

プログラミングとかパソコンに詳しくなりたかったので情報系の大学を卒業はしましたが、新卒では営業職につきましたので今の会社に入るまでエンジニア職は全く未経験です。

数値を見るのは当然のように苦手

当然ですが数学や統計といったものはまったく得意ではありませんでした。そんなことより、歌ったり体を動かしたりするほうが好きですしね。

今でもそれは変わりません。ただ、やれと言われればやらざるを得ないというのがオシゴトですから……それはもう苦労しました。というのも当時、社内の仕事でABテストの分析をするチームにアサインされたのです。

け、KPI……？なんちゃらレート？コンバージョン？などなどよくわからんカタカタやアルファベットの意味を覚えるところから始まりました。そしてそのあとは、各指標の上下によって品質への影響がどうなのかを俯瞰的に見るという毎日で、後輩も増えレクチャーをする……正直頭が疲れない日はありませんでした。

チャレンジオープンガバナンスとの出会い

数値にだいぶ慣れたころ、面白い出会いがありました。それはチャレンジオープンガバナンス（通称COG）と呼ばれるイベントでした。

なにそれっていう話ですが、要は東京大学が毎年主催しているイベントで、地域の課題解決についてデータを活用したり、様々な検証をしたりして出した成果をまとめて発表するイベントのことです。2021年度のリンクを貼っておきますのでご興味ある方はどうぞ。

数年前、私は会社の代表として自治体の担当者と一緒に、このイベントに参加する地域の高校生たちのサポートに行きました。そこで私は「データってなんなのか」「分析ってなんなのか」「どう扱えばいいのか」「地域の課題にどう活用すべきか」という方向性やテーマで、高校生たちにデータのいろはを教える講師兼アドバイザーとして参加しました。

こちらは、新型コロナが流行る前まで数年ほどやらせていただきましたが、これがきっかけでデータの重要性を再認識することができて大変良い経験になったと思います。そして、それと同時にせっかく良いデータがあっても活用の仕方を知らない人が多いということにも気づきました。

自治体が持っているデータにはどんなものがあるのか、どうやってそれを課題解決に使うか、というのはもちろんですが、数値というだけで「うへぇ……」という顔をする人が意外と多いので苦労しました。（実は読み取るだけなら型にはめるだけなので簡単なんですけどね……。）

さらには一般の方のみならず、同僚や仕事でつながりがある部署のメンバーでも、ログやデータをうまく活用できていないとか、指標をうまく読み取れず、つまり結果としてはどうなんだ？と散々説明しても聞き返してくるクライアント……社内でもこんなに問題が山積みであることに気づきました。

そこで私は、データアナリストをしながらデータの利活用（うまく使ったり、扱いやすい可視化環境を作ったり）に奔走し、データを扱う仲間の課題解決マンになろうと思いはじめました。

ようやくやりたことができるかもしれない

現在は、というか2022年度から、これまでやってきたことが評価されたのかはわかりませんが異動が決まりました。

部署としては今までいたチームとは畑違いですが、データやログを扱うという部分は変わりません。データを使っていろいろ分析したりレポートを作るというものから、データをより活用しやすくする環境づくりをする開発系部署に変わったのです。（つまり私がやりたかったことができる部署）

データを利用する環境を提供する側、使う側両方の視点を持てるというのはメリットが大きいと自分でも思いますし、栄転だと思っています。

データを扱う側の問題点を解決する……いわば「データで課題解決をする人たちの課題を解決する」というのが、これからの私のミッションになりそうです。当然、当初から抱いていた展望なのでまったくもって上等です。

新しい上司、新しい部署、新しい仲間、やりたい仕事。今年は今までよりも楽しんで仕事ができそうです。（末端社員なのは変わらずですが……）

#私の仕事