kumaten
思いついたことや、メモしておくとどなたかに役に立ちそうなことなどをメモしてこうと思います。
韓国・朝鮮語の学びのために参考になりそうなことをまとめてみます。スローペースなので、あまり新しいページが増えませんが……。
意外と難しいのが「데/ 대」」の違い。「그 사람 진짜 잘 하데」(すごく上手くてびっくりしたよ)「진짜 잘 한대」(上手なんだって)。「-데」は自分が経験したことを相手に報告するような感じで使う表現。「대」は伝聞(-다고 해)。前者をクラスで習うことは少ないので要注意。
衣服のストライプ模様を「줄무늬」といいますが、縦と横があるわけで、これを区別して言う場合、「세로줄무늬(縦ストライプ)」「가로줄무늬(横ストライプ)」と言います。分かち書きとしては「세로줄 무늬/ 가로줄 무늬」が望ましいともされますが「세로 줄무늬/ 가로 줄무늬」も可能です。
トイレ(とくに関西)でよく使う「すっぽん!」。正式には「ラバーカップ」というのでしょうか。韓国でもよく使用されます。これは「뚫어뻥」もしくは「뚜러뻥」と言います。国立国語院辞書でもまだ立項されておらず綴り字法としては一定していないように見えます。前者はまさに意味(音)通りですね。
[모르는 척]と[모른 척]のどちらが正しいのかと悩むことがあるかと思います。両方使われるのですが、微妙な意味の違いはあります。[모르는 척하다]は「(何かを)知らないふりをする」、[모른 척하다]は 「無視する」「(見て)見ないふりをする」という感じです。
誰かがうまくいっていることを邪魔したりやる気をなくさせたりすることを「초를 치다」といいます。「酢をかける」がそういう意味になります。「남 하는 일에 초 치지 말고 간만히 있어. 」これはせっかく人がうまくやっているのだからいちいち邪魔せずに黙っていろという感じです。
白という色を指すときには흰색, 하얀색, 백색, 하양などいくつかの言い方がありますが、하양색という表現は文法的には間違いです。하양ですでに名詞としての白を独立して表すため、これに「색」をつなげるのはよくありません。빨강, 파랑,노랑(赤、青、黄)も同様です。
原因・根拠を表す「-는 바람에(~せいで)」は、文法的には「-ㄴ 바람에(過去連体形+바람에)」で用いるのは正確ではなく、現在連体形につけて用いられます。これは時点の一致性を含むためで、「배탈이 나는 바람에 학교에 결석했다」のように過去のことでもその時点での原因を指します。
承前)「緊張する」と言えば「떨리다」「떨다」で用いられることもありますが、これはもともと「震える」から来ているもので、ブルっている感じで捉えるといいかと思います。対応関係としては「긴당되다/ 떨리다」「긴장하다/ 떨다」がそれぞれ対応します。「너무 떨려」「너무 떨지 마」など。
「緊張する」の「긴장하다」「긴장되다」の違いは、前者が緊張の状態そのものを提示するのに対し、後者が(自分の意思とは関係なしに)「緊張してきている感じ」を指します。ですから、まずい状況で「あかん緊張する!」というときは「너무 긴장돼」、「緊張しないでね」は「긴장하지 마」です。
パンダを韓国では「판다」と言いますが、一方で「팬더」を耳にすることもあるかと思います。前者は1988年以降、規範的に定着しているもので、後者は非標準語であるとされます。ただ、過去は後者の使用が優勢でした。混在は見られますが、基本的には「판다」を使えばよいかと思います。
日本では6月から7月にかけての梅雨と9月頃の秋雨がありますが、これを韓国ではそれぞれ「여름장마」「가을장마」と言います。梅雨は「장마」、梅雨の季節のことを「장마철」と言いますが、こうした分け方も知っておくとニュースに接する時に便利かと思います。梅雨前線は「장마전선」です。
心に何かがひっかかる意味の単語に찝찝하다と찜찜하다があります。厳密には前者はすっきりせず何かが心にひっかかるさま、後者はどうもバツが悪かったり忌まわしい感もあるなどの意味があると思います。もともと別の単語ですが、現実同様に使われることが多いです。また、찝찝하다は俗語とされます。
時節柄、コロナについての名称も紹介しておきます。韓国では「코로나 19(일구)」と読むことになっています。これは政府で決まっています。英語式のときは「코비드 19(나인틴)」です。初期にはいろいろな呼称がありましたが、今はマスコミはこれで統一されています。
いろいろな助詞を紹介します。ぜひとも使いこなせるようにしましょう。 基本 ~は -는/ 은(パッチムで終わっている体言は後者・以下同)(尊敬形は -께서는) ~が -가/ 이(尊敬形は -께서) ~も -도(尊敬形は -께서도) ~を -를/ 을 ~の -의 ~に ~に -에 ~に -에게(人や動物に)(口語体は-한테)(尊敬形は -께) ~に(する)-(으)로 [하다] 決定のニュアンス「~にする」は、「-(으)로 하다」です。(パッチムで終わっている体
先ほど「負けん気が強い」を書きましたが、「오기가 세다(강하다)」もあるにはあります。ただ、日本語の負けん気とぴったりくるかどうかやや微妙にも思います。むやみな強情という感じで自己紹介などでは使いにくそうです。参考までに性格表現で強情だという言葉に「깡다구가 세다」もあります。
性格表現で「負けん気が強い」は、韓国語でぴったりの言葉が思い浮かびませんが、自分の性格について言う場合、おそらく「남에게 뒤지는(지는) 것을 싫어하다」あたりがそれに近くなると思います。ネットで見ると「승부욕이 강하다」が多く出ていますが、どうも個人的にはぴったり来ません。