多くの方が大事なことを教わるとき
その大事なもののコアとも言うべき
核心部分が伝わっていないことがある

耳障りの良い
理解しやすい部分だけを受け取り

その部分だけが知識として残る

たとえば
自分の身体【細胞】は食べたものでできている

こんな情報を聞いたとき
「それならば、いいものを食べなくちゃ」
そのように思うかも知れない。

本来は好ましくないものばかり食べていると
その積み重ねが自身の生活習慣も顧みない
不健康なものにつながってしまうので
1回の食事とバカにすることなく
身体にいいものを食べない

そんな親心から生まれたであろう
戒めを含んだ言葉なのだと思う

短絡的に食べた栄養成分が消化吸収され
その栄養成分で細胞ができている
そんなに単純な話しではないと、わたしは考えている。

人が違えば同じ食べ物、栄養成分を食べても同じ結果には至らない。

咀嚼の回数も
歯の状態も
出ている酵素の状態も
胃酸のphや状態も
腸環境、腸機能の状態
そして、何より腸にすんでいる
菌の種類やバランス、力関係だって違う

いい食べ物、栄養成分を食べれば
いい細胞になる

もし、その言葉通りになる方がいらしたとすれば
その方は普段から
運動に食事にストレスケアに
気を遣っていらっしゃる方なのだろうと思う

言い方を変えれば

いい食べ物、栄養成分を食べたくらいでは
いい細胞なんてできやしない。
そういうことになる。

そこが理解できていないと…

食べるものを選んで
メニューを考えて
調理法を考えて
そこで満足してしまう。

結果は取りこぼしながら…

それではもったいない。
そうは思いませんか？