賢くなる子は・・・

Aさん「先生。藩がしくみってことがわからないんです。」




これは授業中、ある子が質問してきたことです。

問題の答えがわからない時、先生に質問すると思います。

その子がその問題を解けるように、私も解説をしました。


その問題の解説を聞いたAさんは、


「〇〇県のように、土地のことを表すのはわかるんです。でも、どうしても藩=仕組みってところがわからないんです。」



・・・驚いた。

同時に、この子は本当に賢い子だと思った。


解説や答えをきいて、ノートに書き写す子は多いと思う。




それでも、Aさんは、

「自分が納得するまで」質問してくるのだ。

少しでも納得できないことは、そのままにしない。


「あぁ、こういうことだったんですね。納得です!」


本当に納得した時の満足した表情。

ここまでできる子は果たしてどのくらいいるのだろうか。


B君はどうだ。

「えーわかんない。こういうことですか」

・・・わからないで終わってないな。

先生に質問している。



Cさんはどうだ。

「あ!あ!〇〇ってことですか!」

わかった瞬間のあの顔。

話したくてしょうがないというように、

先生の話をさえぎりながらも話している。



3人とも、「問題ができた、できなかった」で終わっていない。

わかってもわからなくても、聞き返して、自分のものにしようとしている。




それには、自分が納得できるかどうかが大切なのだ。

そこから得られる満足感。

この満足感をこの子たちは知っているんだ。

だから、わからないことをそのままにしない。

相手に聞くことを恐れない。

これが、賢くなる人の特徴なんだ。


3人が特別というわけではない。

子どもも大人も関係ない。


自分も賢い人になりたい。

そう思ったなら、

自分の力に変えるために、一つひとつ納得して、次に進む。

そうしていこう。


そう感じた一日であった。

                                           

今日のまなび

  賢くなる人は、できるできないで終わらない。
  自分が納得できるか、そこまで追い求める。


                                            


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