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声の正体


こんにちは!
つーばきです!

今や私たちの生活に欠かせないスマホ。

今日はそんなスマホの通話に関するお話です。

様々なアプリのおかげで、スマホが1つあれば大概のことはできてしまいます。

それに電波が届く場所であれば、いつどこにいても電話をすることができます。

当たり前と言えば当たり前ですが。

でも、たまに『電話だと声が違う』と言われることがありませんか?

先日、友人と電話をしていた時も

『アレ?なんか声が違う人みたい…』

と言われ、電話の声について調べてみました。


すると……


実は電話の声は本人とは別の声なんだそうです。

えっ?まじ??

それではその理由を順にお話していきます。



[電話の声の正体]

遠距離恋愛などで毎日電話をして相手の声を聞いている人にとっては、ショッキングな事実かもしれません。

『じゃあ違う声って一体ダレ??』

電話で聞こえてくる声はコードブックに載っている声の合成音なんだそうです。

コードブックとは、数千種類の“声の素″が載っている声の辞書のようなものです。

そこに登録されている声の中から、話している人の声に最も近い声を一瞬で選び出し通話相手へ送っているそうです。

ちなみにコレを一瞬でやってのけるのは、皆さんがいま手にしているスマホちゃんです。

スマホちゃんってほんとに優秀!



[違う人の声を使う理由]

なぜ自分の声では無く、わざわざ違う人の声を使うのか疑問ですよね?

その理由は、スマホなどの通話機器が世界中にもの凄いスピードで広まったから。なんだそうです。

人それぞれの音声を分析して、そのデータを完全に再現することは非常に難しいそうで、そのままの声を伝えようとすると、膨大な通信量になってしまうそうです。

そのため、世界中の人の声をそのまま再現して伝えようとすると通信がパンクしてしまうので、コードブックに載っている声から選ぶ方法を使っているんだそうです。



[声を変換するCELP]

電話の声を変換して相手に伝えるシステムのことを「CELP」といいます。

CELPの機能は声の特徴を除いた音声をデータに変換してデータ量を小さくします。

その小さくした声のデータから、コードブックに載っている一番近い声を選び出し通話相手に伝える機能なんだそうです。

このような複雑なシステムをほとんどタイムラグもなく実現しているとは…スゴイです。

たまに、親子や姉妹などは声が似ていて、電話で間違えられてしまう。ということを聞いたことがありませんか?

それはCELPによってコードブックから似たような種類の声が選ばれているからなんだそうです。



【最後に】

諸説ありますが、指紋が他人と完全に一致する確率は600億分の1と言われているそうで、声も同じくらいなんだそうです。

そのため、セキュリティ面での安全性はかなり高いそうです。

今後、世界中の金融機関などでも声認証を取り入れることを検討しているほど声は人それぞれで、真似をすることができないものなんだそうです。

どれだけ似ている声マネ芸人さんでも数値化すると全くの別物になるんだそうです。

じゃあモノマネ芸人さんの声を電話から聞いたらどうなるんでしょうね?

より、似るのか。
別の声になるのか。

CELPの判断次第ですね!



-おしまい-

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